2015年6月29日月曜日

松本サリン事件から21年

6月27日から28日は、松本サリン事件から21年でした。
亡くなった方々のご冥福をこころよりお祈りいたします。

去年の記事ですが。よくまとまっています。
悔しさはずっと消えない。松本サリン事件から今日で20年
http://matome.naver.jp/odai/2140384454333819401


亡くなった方のひとり、小林豊さん。
すごく絵になる写真で気に入っています。



彼の父親は亡くなり、母親がひとりで暮らしているというドキュメンタリーを見ました。
泣けます。
二度と起こしてはならない事件。

2015年6月26日金曜日

雨宮処凛「生き地獄天国」と東村アキコ「かくかくしかじか」



雨宮処凛「生き地獄天国」

雨宮さんの自伝。
雨宮さんは、生きづらい世の中を必死で生きていて、
なにかの団体に所属しては、自分探しを繰り返す。
オウムの事件に共感して、ハルマゲドン的な何かを期待したというくだりで、
そういう考えもあるのかと思った。
平和な世の中じゃダメなのかな。
たくさんいい人に出会ったのに、この人のやりたいことは、幸せに暮らす人に対して「お前らはダメだ、死ねー!!」とがなることなのかな、そんなん迷惑じゃん。
どうしてこんなにトンガってるんだろう。
と、思った。
元オウム信者の猪瀬正人さん他数人が、雨宮さんと仲良くなって右翼に参加したところは、興味深い。
読んでて途中でしんどくなって断念。
気づいたら、東村アキコの自伝マンガを読んでいました。






東村アキコ「かくかくしかじか」

なぜ雨宮さんの本にうんざりした後に、これを手に取ったかナゾですが、
すごくよかったです。
わたしは東村アキコさんの、別作品でのハイテンションなギャグはあまり好きではない。
この物語の中での東村さんは、見方によってはとてもヒドい人。
でも、それを丁寧に描き切ることで、「先生」への愛情をとても感じることができる。
人生を紡ぐことが、間違いだらけで、後悔だらけで、正解なんてないけど、
絵やマンガを描くことへの真摯さ、人との大切な交流への感謝を感じました。
泣きました。



以上です。

2015年6月25日木曜日

不幸自慢

最近、うさんくさいタイトルになってしまった滝本弁護士のブログ
「時計を動かす、ということ。」
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/1841.html

わたしは自己主張が苦手でありますので、
人のブログへリンクを貼ったりはあまりできませんし、
たぶん、ほとんどひかりの輪の構成員だとは思いますが、
一体、どのような層の方が、わたしのブログをみてくださっているのか、
不思議ですが、本日も考えたことなどを、
家事の合間につらつらと書かせていただきますね。

そもそも、わたしは自分の考えをオープンに書いたとして、
忘れてしまったり気分がまるっきり変わったりしてしまうので、
事実のみブログで公表しようと思っておりまして、
こういう情報がありますよ、と公表したら、
あとは読者さま各々の立場や考えがありますので、
自由にしていただいて結構ですと思っています。
ただ、なにかのきっかけになっていただけたらな、と。

ひかりの輪に関しても、わたしはこういうことをされまして、
こういう事実がありまして、
ということをメモった上で、
まぁちょっとこう思いましたけどね、という気持ちを
添えさせていただいたと。

で、最近の流れなのですが、松本宇未さん(麻原の次女さん)のブログがすごいしんどい。
他人から騙され、蔑まれ、人権侵害をされ、
わたしが世界でいちばん不幸だという感じです。

速やかに GO CLINIC

カウンセリングでもしてください

不幸をブログに書かないほうがいいです マジで

悪魔の証明がうんたらとありますが、
次女さんも三女さんも四女さんも滝本弁護士だろうが裁判官だろうがだれだろうが、
証拠がないし、真実なんてわからない。

もうそういうこだわりを捨ててほしい。

不幸自慢はもうこりごりなの。

わたしも不幸自慢していたかったことがありました。

と同時に死にたくなっていたので、
これでは周りに迷惑をかけてしまうと思い
自殺防止サイトに連絡して、
電話して、
最終的に知らない僧侶に、ものすごい長い身の上の手紙を書きました。

僧侶やカウンセラーが、何を言ってくれても、
この人ら信用できへんと思いつつも、
それしかないと思ってなんでも書きました。

あと不幸なまんがを読みました。
おやすみプンプン は、とても不幸な人たちがたくさんでてきて
わたしのトラウマを新たなトラウマで攻撃しました。

なにがいいたいのかわからなくなってきてしまいました。

ともかく、滝本さんが、ヒトモノカネを明らかにしなさいとおっしゃっていますが、
明らかにしたくないならそれでええと思います。
裁判記録を読む気持ちにならないなら、それでええと思います。
わたしは、いまの麗華さんや宇未さんが好きです。
四女さんはよくわからないですが、嫌いにはなれません。
麻原のきょうだいたち、とても辛かったと思いますが、
いま、ちゃんと生きて、なんとか頑張ってみえる姿に感動します。


アンダーグラウンド (講談社文庫)
だったか
約束された場所で―underground 2 (文春文庫)
だったか、はたまた両方だったか忘れましたが、
当時、自分のいまの年齢に近い被害者の方のことを、よく思い出します。
確かアラサーくらいで、旦那様がサリンで即死して、
奥様のおなかには赤ちゃんがいて、
無事産まれまして、
お子さんの名前は明日香ちゃんだったと記憶しています。


あと、まともなオウマーってだれでしょうか。
オウマーの元祖、西村新人類さんは、オウマーを人間汚物であると定義しています。
(それはそれで素晴らしいことだと思っています。)
(でも西村さんの考えはよくわからないことも多い。)
つまりオウマーにまともな奴なんていない。
「まともなオウマー」という日本語ジワる。


以上です。

2015年6月23日火曜日

役割

観念崩壊セミナー というのがあったそうだ。
99年頃。アレフで。

そこで、アーチャリーこと松本麗華さんが、いろいろと信者に無理をさせたようだ。

http://hikarinowa.net/kyokun/newsblog/1999/99-1.html


わたしは、このセミナーのことを考えて、

まず、子供であった麗華さんに、あとになって責任を全て押し付けるのはおかしいと思った。

自分の父親や、自分のいた環境が突然奪われて、不安で焦っていて、
そんな心理状態で、しかも閉鎖的な環境で、集団心理が働いている中で、
アーチャリーを演じるしかなかったんじゃないかな、とか思う。

わたしは心理学などは、かじった程度にしか知らないけども、役割にふさわしい気持ちになることを心理学では「役割効果」というそうだ。



スタンフォード監獄実験に詳しい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E7%9B%A3%E7%8D%84%E5%AE%9F%E9%A8%93

麗華さんは、集団の中で役割を与えられて、それを演じようとがんばりすぎた。
子供だったから、強い暗示にかかった。

のではないかな、と思うのだ。

それを、大人たちは今をもって、ネチネチと糾弾するのは悲しい。

次女である宇未さんのブログに、こんなコメントがありました。



もちろん、真意は不明です。

麗華さんの謝罪の言葉、麗華さんを心から許しますという言葉が美しい。


当時の大人たちも、出来事を麗華さんにおしつけず、十分反省するべき点があったのではないかと思います。



あんたのために ということばは
いつ いかなる時も 美しくない


と書いていたのは大島弓子だったか。



本日は以上です。

2015年6月22日月曜日

争い


麻原氏の三女、松本麗華さんが手記を出して、メディアに露出して、
ひかりの輪はご丁寧に麗華さんの手記に対して反論している。
野田成人氏も反論している。
あとおせっかい?のような、変な活動もしている。

ちなみに、わたしは、以前こちらの記事
http://akaneyamada03.blogspot.jp/2015/05/blog-post_11.html に、読んだ当時の感想を書かせていただいた。

昨日、遅ればせながら創 2015年 07 月号 [雑誌] の麗華さんの記事を読んだ。
なんだか悲しくなった。

さらに記事について反論している、ひかりの輪のサイトを読んだ

麻原三女・松本麗華氏の月刊『創』7 月号における虚偽の記載に関して――『止まった時計』に関連してhttp://alephmondaitaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-134.html
















あっ・・・・あっ・・・・・・・・


また誤字ですか上祐さん。

本当に人に読んでもらう気はあるんですかねぇ。



というわけで、輪をかけて悲しくなりました(ひかりの輪だけに・・・)。



真実について、ひかりの輪から、どれだけ証言が出ようと、証拠にはなりません。

もちろん麗華さんも、四女さんや次女さんも同様です。


オウムの一連の裁判もそうです。


シュレディンガーの猫箱なのです。


証拠さがし、嘘つきさがしをして

なにになるというのでしょう。


世の中みんなそんなことだらけです。

正しいことなんてないです。


ただ、存在する、存る、在るということです。

てゆか

その考え方こそ、仏教ではないでしょうか。


ただ一切はすぎていきます


と言ったのは誰だったか。


上祐さんや野田さんを見ていると

オウム真理教の教えは、やっぱり間違いだらけだったんだなぁ

としか思えないです。


争いを好まず、

こだわらず、

ただ、自分のやるべきこと、

正しいと思ったこと、

より多くの人を幸せにできると思ったことを

たんたんと行う。



こういうのが、お釈迦様の教えなんじゃないでしょうか。



わたしはこのことを考えていると、

林泰男さんの、地下鉄サリン事件での証言を思い出します。

こちらにも一応、書き起こさせていただいたのですが

地下鉄サリン事件で、実行犯の泰男さんは、

検察に聞かれるがままに、犯行当時の様子を、

たんたんと証言していました。

飽くまでわたしの感じ方なのですが、

そこには、なんの感情も感じませんでした。

ただ、やるべきことを、たんたんと行っている、

聞かれたことのみ、たんたんと証言している。

謝罪の機会が与えられたら、もちろん謝罪します。

(実際この時の泰男さんは、尋問の中で「言いたいことはありますか」など謝罪のタイミングが与えられなかったので、証言の終わる際に強引に自分で謝罪の言葉を述べた。)

しかし、その時泰男さんがやるべきことは、

高橋克也さんを擁護することでもなく

自分の擁護でもなく

自分の感情を吐き出すことでもない

ただ、証言すること。

それをきちんとこなしている、と、静かに感動した覚えがあります。




本日言いたかったことは、以上です。

2015年6月19日金曜日

元少年A「絶歌」


話題の本読了。

驚愕に驚愕です。

まず、情緒豊かな文才に驚愕。
タンク山の情景を小説のように情緒豊かに、
溶接の仕事が目の前にあるように想像しやすく詳細に、
登場人物はわかりやすいあだ名をつけて、
わたしがまるで、文中の場面に寄り添っているような、
元少年Aの、文章への敬愛の気持ちが深く伝わってきました。

 事件当時僕は、ポータブルCDプレイヤーと赤マルを持って、よくひとりでタンク山、向畑ノ池、入角の池を散策した。自分の中で、この三つの場所は、"三大聖地"だった。これらの場所では、美しいものを美しいものとして、素直に受け容れられた。
 雨上がりのタンク山の美しさは壮絶だった。雨を啜って湿り気を帯びたセピア色の腐葉土が、雲間から降り注ぐ陽の光のシャワーをそこかしこに弾き散らし、辺り一面、小粒のダイヤを鏤めたように輝いて、僕の網膜を愛撫した。(「絶歌」元少年A)

なぜ、自然をこれだけ愛することができる少年が、あのような悲惨な事件を?
という疑問が湧くかもしれない。
彼は情緒豊かなのだと思った。
情緒が豊かすぎるのかもしれない。
クリエイター気質かもしれない。
だいたい、遺体の頭部を学校の校門に置くという発想が常人とちがう。
創作物でやっていればよかったのに。
なぜ彼は、それをリアルに持ち込んでしまったのだろう。

小学校六年生の時、脳みそにカッターナイフの刃を刺しまくったオブジェを図工で作ったという。
なぜ、彼の教師は彼を心配しなかったのか。

特にネコを殺す場面は、グロテスクでとても直視して読めない。

少年の頃の、祖母の死がひとつの転機となったこと。
素朴な疑問なのだけども、この祖母の死因はなんだったのだろう。
検査入院の予定が、瀕死になり、亡くなってしまった。
院内感染や、医療事故ではないのか。
と、思うのも、わたし自身、祖父を院内感染、医療事故で亡くしているから。
なんだか、流れが似ているなと思ったのだ。
あれは、明らかに病院の過失だった。
裁判にも出来た。
でも、うちの親たちは、亡くなった人はかえらないからと、おおごとにしなかった。
死ぬこと、病気のこと、苦しいこと、悲しいことに蓋をされた。
今でも悲しくて悔しい。

元少年Aは少年だったので、どんなに残虐な事件を起こしても社会復帰が約束される。
その更正の過程に関わる人たちは、本当にあたたかだった。

 自分は順調に更生の道を歩んでいる。保護観察も無事終了したし、仕事も見つかったし、何の問題もない。このままやっていけばいい。何度も自分にそう言い聞かせた。でも夜布団に入って眼を閉じると、真っ暗闇の中で顔の見えないもうひとりの自分が、僕にこう問いかけた。
「贖罪とは何なのか、罪を背負って生きる意味は何なのか、迷いを抱え何ひとつ明確な答えも出せず、ただYさん(身元保証人)や弁護士に言われるまま被害者に手紙を書いて、お前はいったい誰に向かって償いをしているんだ?」
「今、お前のいるその場所は、お前が自分で見つけた場所なのか?(略)」
「一生、そうやって安全な籠の中で、自分の頭で何も判断せずに済む状況で、自分の意思で何かを選択することを避け続けて生きるのか?」(略)
 他人に用意された籠の中では、本当の意味で償うことも、生きることもできないのではないか。
 他人の命を奪った罪を償う、それがどういうことなのか、簡単に答えが出せるはずはないし、簡単に答えを出してはいけないことだとも思う。
 ひとつだけはっきり言えるのは、自分自身の責任と判断で物事を選択し、自分の脳みそで悩んで悩んで悩み抜き、自分の身体で行動を起こさなければ、一生、その"答え"にたどり着くことはできないということだ。他人に敷かれたレールの上から飛び降り、しっかり地面を踏みしめて、一歩一歩自分の足で歩き、自分の頭で考え、自分の力で自分の居場所を見付け、自分の意志で償いの形を見出さなくては意味がない。(「絶歌」元少年A)

 本書の随所に、贖罪の気持ちを強く持つ元少年Aのこころを見た。
はじめは、グロテスクでいきすぎた感受性と趣味と行動力を持つ、ただの精神病患者の戯言と思っていたけれども、そうではない、事件当時のこころの動きは、本人にもわからないような病理的なものだけれども、今の彼は贖罪の気持ちを強く持っている。

 更生プログラムを終え、社会に出る。
 過去は明かされないにしても、職を転々とすることもあれば、先輩にいじめられ、理不尽な人間関係にあえぐこともあった。

「ええか、A。何事も、一生懸命にやるんやぞ。ひとつのことでも一生懸命やっとったら、必ず誰かは見とるもんや」
 少年院に面会に来た時、父親がよくそう言った。「一生懸命」。今の時代、真顔で口にしようものなら物笑いの種になりかねないこのシンプルな言葉が、父の唯一の美学だった。誠実に、愚直に働いて生きてきた父親らしいこの言葉の意味が、実感としてわかった気がした。僕は以前にも増して仕事に打ち込んだ。

 皮膚を厚くし、日々をひとつまたひとつと規則正く重ねていくのだ。俺はただの機械に過ぎない。有能で我慢強く無感覚な機械だ。一方の口から新しい時間を吸い込み、それを古い時間に換えてもう一方の口から吐き出す。存在すること、それ自体がその機械の存在事由なのだ。(村上春樹「1Q84 BOOK3」)

 仕事中、溶接の火花を見つめながら、半ばトランス状態で、僕は『1Q84 BOOK3』の影の主役、愛してやまない福助顔の怪探偵「牛河」のこのモノローグを、自分に暗示をかけるように小声で繰り返し繰り返し唱えながら、脳がパソコンの基盤に、心臓が発電機に、肺がエアーポンプに、血管が配線コードに変異していく様を、CG映像のように具体的にイメージした。すると精神に麻酔がかかり、本当に機械になったように、多少のストレスにさらされても何も感じなくなった。言葉は麻薬だと思った。(「絶歌」元少年A)


そして、弟たちとの面会の描写。
事件から3年後にはじめて面会した弟たちの、まだ十代後半にして苦しんだであろう容姿が詳述されていて、元少年Aは本当に、感受性が高く、鋭い観察眼を持つ、優しい男であると感じた。同時に、兄を気遣う弟たちもいたたまれない。なぜこうなったのか。

最後の章は、公園での、見知らぬ家族と孤独な自分との対比でおわる。

 母親の頬に小さな手を伸ばす赤ん坊の、嬉しそうにはしゃぐ姿。母親の、幸せそうな微笑み。傍らで二人を見守る、短髪に銀縁メガネをかけた、背が高く清潔で実直そうな父親の、優しい笑顔。そこへ密集する光は、冲天に輝く太陽に少しも依存していなかった。光は自生していた。その光は何ものにも依らず、光の一粒一粒が、さらに小さな光を無数に排卵し、アメーバのように片時も安まず無限に分裂と増殖を繰り返しながら、この三人を包む柔らかな春の空気に一分の隙もなく溶け染み入っていた。その光景を見て、

ー自分が奪ったものはこれなんだー

 と思った。それは、「何でもない光景」だった。でも、他の何ものにも代えがたい、人間が生きることの意味が全て詰まった、とてもとても尊い光景だった。
 自分が被害者の方たちから奪い去ってしまった、「何でもない光景」を、僕は目撃し、体感した。自分が、そこにいてはならない汚らわしいもののように感じた、僕はベンチを立ち、公園の出口へ向かい、うっかり足を踏み入れてしまった陽なたの世界から、逃げるように立ち去った。(「絶歌」元少年A)

最後、わたし自身の、いろいろな気持ちが交錯し、この元少年Aのこころに感服して泣くしかなかった。
私が以前より敬愛する、太田出版と鈴木成一デザイン室の、素晴らしい仕事です。
本を書いてくれてありがとう。
そして亡くなった被害者の方へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
事件の全ての被害者・遺族の方が、安楽に過ごせますように。



追記。
この本偽物が書いてる説が出ているらしいんだけど、こんだけ真面目に読んでたのに偽物だったとか、めちゃ恥ずかしいじゃん…

というのは置いといてですね、ひとつ書き忘れたので。

ーなぜ人を殺してはいけないのか?ー
 これは、僕が事件を起こした年の夏に、某ニュース番組の中で企画された視聴者参加型の討論会で、十代の男の子が発した問いだった。(※元少年Aは、自分に関連する報道はほぼ全て見ているという)番組のゲストに呼ばれた作家やコメンテーターは、誰ひとりこの問いに答えられなかった。
 大人になった今の僕が、もし十代の少年に「どうして人を殺してはいけないのですか?」と問われたら、ただこうとしか言えない。

「どうしていけないのかは、わかりません。でも絶対に、絶対にしないでください。もしやったら、あなたが想像しているよりもずっと、あなた自身が苦しむことになるから。」

 哲学的な捻りも何もない、こんな平易な言葉で、その少年を納得させられるとは到底思えない。でも、これが、少年院を出て以来十一年間、思い十字架を引き摺りながらのたうちまわって生き、やっと見付けた唯一の、僕の「答え」だった。(「絶歌」元少年A)

この部分、印象的だったので追記させていただきました。


2015年6月16日火曜日

続ひかりの輪についてと酒鬼薔薇手記について

もういいかげんひかりの輪について、いろいろ言いたくないのですけれども、
無視できる存在でもないので、ちょっと続きます。

ツイッターではぼちぼち出来事が続いています。


https://twitter.com/akaneyamada0322

わたしのアカウントでもぼちぼち、ひかりの輪の悪口言ったりして遊んでます。

そんな中、ひかりの輪在家会員 ディオゲネスの樽 さんからの情報。



ひかりの輪における秩序と混沌

http://ameblo.jp/hisashi19661213/entry-12038574449.html

さくらねこさん実在してるぽい。


いろいろな人に相談しましたが、実害はないだろうということで、あんまりことを大事にするのはやめます。


警察や公安も、何かあってからじゃないと動いてくれないと思うし。



さくらねこさんが、もっと安楽に過ごせるようになることを祈ります。


わたしに出来ることは、メアド晒して連絡どうぞ、ということしかなくて、歯がゆいですけれども。


あ、前回の記事で日付をおもいきり間違えていたので、書き直しました。


あと、どうでもいいですが、いろいろな方に聞いた話ですが、今回ひかりの輪広報としてメンションしていたのは宗形真紀子さんじゃないかなということ。

宗形さんは著作  二十歳からの20年間―“オウムの青春”という魔境を超えて という本を出版しています。

「魔境を超えて」と言っているあたり、オウムの考え方超えてへんがな、と思う
と同時に
内容もそれなりの、つまらない本でした。

(わたしの苦手な、オウムカマトト女というかんじです)

オウムカマトト女…菊池直子とか深山織枝(仮名)みて感じましたが、「わたしは生まれてからずっと両親や上司に言われたことをやってきただけで、教団の本当の目的も、教義も、宗教も、自分が今なにをしているかも、自分が生きる意味も、社会も、経済も、喫茶店の行き方も、ぜんぶわからなーい関係なーい」「それより好きな人といることが幸せなの♡」「不思議ちゃんなわたしって変わってるしかわいー」などという考え方をお持ちなようなオウム信者女性を指すわたしのオリジナル蔑称



さて、ひかりの輪の話ばかりで、つまらないので、最近の話題著書について。


絶歌
酒鬼薔薇聖斗の手記です。彼ももう32歳かと思うとなんだかすごいです。

注文していたのですが、家をあけていて、まだ手元に届いていません。
てゆか、クロネコさん、へんなタイミングで注文してすみませんでした。
(amazonはいつもすごく届くの早いので、家出る前に届くとおもってたのよ。。)

なのでまだ読んでないのですが、わたしの敬愛する太田出版からの出版ということもあり、反感に反感。(ツイッターの焼き直しですけども)

よく、被害者遺族の気持ちも考えろ!と、NHK未解決事件の番組でも言っていたけど、ずっと違和感で。


というのも、犯人も被害者遺族も、わたしを含む第三者にとっては、友人知人でないんだから、本当の気持ちなんて分からないし、仮に犯人も被害者遺族に、知らない人が「うんうん、わかるよ」って擦り寄っても向こうからしたら「誰お前」ってなる気がして。

わたしたち、第三者というか、社会がやるべきことは、事件について正しい知識を身につけ、二度と酷い事件を起こさないように考えることじゃないかしらん。

被害者の幼い子供達とその家族にとっては、本当に、本当に辛い事件だと思う。
もし、自分の身内や友人、知人にふりかかったら、すごく辛い事件だ。
どうして社会からこのような悲惨な事件がなくならないのか、わたしはこの本を読んだ上で考えたいと思う。
内容がふざけていたら、後日こき下ろします。


以上です。

2015年6月14日日曜日

ひかりの輪がわたしにしたこと

最近のひかりの輪の動きについて、なんじゃこりゃあとしか思えなかったのでまとめてみました。


その前に大前提。

わたしは今回一番、コメントをいただいたさくらねこさんが、ご無事かどうなのかを心配しています。
わたしに何かできることがありましたら、すぐメールをいただきたいと思っています。
akaneyamada0322@gmail.com
お話を聞くだけでもできます。
脱会支援者とおつなぎすることもできます。
もし危機的状況があったら、すぐに逃げてください。
さくらねこさんが、荒らしでもなんでもなく、本当のことをかいていて、困っているようでしたら、どうかお手伝いさせてください。




それでは、流れです。

こちらの記事 にも記載させていただきましたが、2015年6月5日、さくらねこさんという方から、わたしのブログへたくさんのコメントをいただき、その内容がリアルだったので心配になりました。





そして、ツイッターでも書きました。

暴力的に、「総括しろ」と怒鳴られるのは、私は、脱洗脳とは言えないと感じる。。HOHと同じやないかい
https://twitter.com/akaneyamada0322/status/607192073880530945

これが6月6日のこと。

この間、ツイッターで、オウムウォッチャーや上祐さんにメンションした人などが次々と、上祐さん本人のアカウントにブロックされたようです。

6月11日、突然こんなメンションが来ました。



まずどのツイに対するメンションなのかわからなかったのですが、
内容的にさくらねこさんのコメントについてであると理解しました。

そして、こんなお返事を書きました。(長くてすみません)
http://akaneyamada03.blogspot.jp/2015/06/blog-post_12.html


お返事を書いた夜中に、こんなメンションが来ました。












わたしは、リプでやりとりすることは、読みづらくて、文字制限もあり主張がしにくいと思っており、なによりこの広報の態度をみて、多分、わたしの文章をちゃんと読んでないなと思ったので、正直どうすればいいかわからず、関わらない方がいいと判断して、何もお返事しませんでした。

ただ、ひとりごととしてツイしたことは以下です。

まず個人的に思うのは…
はじめまして、などの挨拶がないこと。普通、はじめてリプやDMするときは、挨拶するでしょ。社会人としてどうなんですか。そんだけで不快感up☆団体広報としてなら、なおさら、品位を疑います。
わたしが忙しい中、お返事差し上げたけど、それについてのお礼もナシ。形式的にでも感謝しなはれ。「まず」といきなり切り出されましても。

>削除要請の部分は「机やイスが飛んできた」という部分(それにより貴殿が「暴力的」と評価した内容)です。

削除要請の部分が細かすぎてどうしたらいいかわからない笑
こんなんアリ~??
一つのコメントの文章中のこの部分だけ削除?システム的に無理やろ。
つか、媒体…ツイなのかブログなのかを聞いてたんだけど、聞き方がわかりづらかったかな。察しの悪い方だこと。

>長らくHPに公開してきており~
だから、あなたのところが出してる情報全て信じられないと言っている。
カルトスリーとか江川紹子さんとかが違うよって情報出してくれたら信じるかもしれない。

>うつ病の症状
うつ病の人すべてが記憶障害になるわけではない。認知症だったらわかるけど。それに、最初のメンションで「精神疾患」とまとめて表現した上で「信頼性に欠ける」と書いたことが問題と思っている。

にゃん(ノ*'ω'*)ノ




その後、やや日刊カルト新聞の藤倉さんのアドバイスで、お返事の記事の一部文章を改訂しました。(文中の六点目において、「わたしの知ったことではないので」という部分を、「具体的な問題性がわからないため、わたしの知ったことではない」という表現に変えさせていただきました)(ちなみに、藤倉さんもご自分のアカウントで今回のことについて広報へツッコミを入れているので、ご興味のある方はご覧くださいな)
そして、改訂したことをメンションでお知らせしたところ、このようなメンションが届きました。






藤倉さんによると、もう一つメンションがあったようなのですが、すぐ削除されたようで読めませんでした。
そして、これをわたしがキャプった直後に、どちらかひとつのメンションも削除されていました。

これを受け取ったときのわたしのひとりごとツイです。ひとりごとなので読みにくいと思いますが、ひとりごとなので気にしないでいただきたいです。

実際の総括時期について、「あなたのとこが言うことは信じられない」と異論を唱えていますが日本語読めないですか
明白な周知ってどのあたりの層が明白に周知してますか、おたくの信者や会員や関わったことある人たち以外で
信頼性のおけない事実が「ある」ではなく「事実があるともないともどちらとも立証出来ないししようとも思わない」
精神病=記憶障害  という嘘の決めつけをやめて謝罪すべき、また介護者としてありえない
ひかりの輪にわたしの言いたいことが理解されてないとしか思えな
こうやってわたしの言葉や伝えたいことを歪めて表現されるのはとても不快

ひかりの輪はわたしについて勝手に立ち回って、結局不快を撒き散らすだけで、なにがしたいのかわからない

しかしやりとりをオープンにしていることで、ひかりの輪広報の読解力のなさ、周囲への気遣いのなさが浮き彫りになったと思う



さらに今日、ひかりの輪広報のわたし宛のメンションが、すべて削除されていることを確認しました。




以上、流れでした。


結局、何を削除してほしかったのかがわからなかったこと
わたしが書いたことを歪めて解釈されて不快だったこと
ひかりの輪広報の精神障害者への気遣いがないこと
さんざん他人を振り回して、証拠隠滅をしてなかったことにすること

以上がわたしのまとめなのですが、どうでしょうか。
(わたし自身の解離性障害により、書いたことや一連の流れをさっぱり忘れてしまう可能性があるので、なるべく詳細に記録しました)


ひかりの輪は、オウム事件の被害者の方たちや一部の住民にとってはやく解散してほしい存在です。
公安調査庁を訴訟したりしているようですが、そのようなお金やヒマがあるのなら、汗水垂らして働いて、賠償をされたり、自分たちを振り返ってみたらいかがかと思います。

しかし、わたしは信者の方たちを悪と思ったり、否定したり、いなくなればいいなどとは思いません。

だれにでも間違いはあります。
わたしも間違いだらけで生きてきて、他人にも迷惑をかけまくっていて、すごく恥ずかしくなったり死にたくなることたくさん、たくさんあります。
大切なことは、知ることだと思います。
知って謝罪が必要と思ったら、謝罪すればいいんじゃないでしょうか。
何も知らない、わたしには関係ないという態度で、わたしは生きていたくないです。


追記。
今回のことをふくめ、ひかりの輪の最近の欺瞞的な動きについて、やや日刊カルト新聞が記事にされました。

@daily_cult: ニューナルコ教団! やや日刊カルト新聞: ウソや差別発言=上祐氏率いる“ひかりの輪”広報の迷走 http://t.co/WEa0Z6lj30 #カルト #オウム真理教 #ひかりの輪

2015年6月12日金曜日

ひかりの輪へ

ひかりの輪広報さまから、私のアカウントこのようなメンションをもらいました。

https://twitter.com/hikarinowa_koho/status/608904846356275200

お返事が長くなってしまったので、ブログに掲載させていただきます。

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ひかりの輪広報さま

はじめまして。メンションありがとうございます。
私の方から六点お返事させていただきます。

一点目、メンションがどのツイートに対するものなのかわかりません。他のフォロワーさんに聞いても、みなさんやはりどのツイに対するメンションなのか表示されないみたいなので、私のスマホやPCのバグではないと思います。
内容から察するに、私のブログにコメントいただいた、さくらねこさんの文章を削除せよということか、そのコメントのスクショを貼ったツイを削除せよということかと思いますが、具体的にどの箇所についてなのか教えていただけると助かります。

以降さくらねこさんのコメントについてという前提でお話させていただきます。

二点目、私のブログは、私自身が納得できる意見や、なるべくありのままの情報を載せることをコンセプトとしています。同時に、私の乏しい知恵や知識だけでなく、様々なご意見や、様々な情報を提供していただくことも大切だと思っておりますので、コメントも承認制にせず、オープンにしています。
ひかりの輪のスタッフとするコメントを掲載されていますが 」の点において、掲載しているのは、感覚としては私自身のみの意思で掲載したのではなく、コメント主のさくらねこさんが、私のブログを見つけ、読んでくださり、ご自分のご体験とご意見を自主的に書いていただいたもので、つまり、さくらねこさんから”掲載”されたものです。もちろん、貴重な読者様のひとりであり、コメントまで掲載してくださったということで、私はそのコメントを大切に置かせていただいております。なので、掲載に関しての責任は、さくらねこさんだけでなく、私にもあるのはもちろんのことですが、その言葉の使い方に違和感を覚えました。そして、折角、お辛い体験をたくさん書いてくださったので、大切にしたい、守りたいと思います。なので、削除しようという気にはなりません。

三点目、「匿名情報であり」について、ほとんどすべてのブログやツイッターがそうでありますように、匿名を使って真実を書くのか、嘘を書くのかは、コメント主の良識に任せるしかありません。しかし、私はそれでも、コメントをオープンにして、匿名でも本名でも、何か情報やご意見が寄せられるのは一向に構わない、と思っています。すべての事象について、真実はいつも一つとは限りません。さくらねこさんが、さくらねこさんとして、このように感じ、このように描写したことは、嘘でも本当でも、大切に記録させていただきたいと思います。

四点目、「総括作業が実際にはひかりの輪の発足後の2008年であるのに、発足前とされていること」とありますが、ひかりの輪の発足についてや、その歩みについて、私は存じ上げません。本か何かに書かれていたかもしれませんが、覚えておりませんでした。なぜなら、私がひかりの輪という団体について、上祐さんの本や、資料、昨今のツイッターなどを踏まえた上で感じたのは、大変欺瞞的なことをされているという印象でいるからです。なので、そちら側が何かを書かれたり、主張されたりしても、丸ごと信じることは、私にはできかねます。
ちなみに、信じてはおりませんが、否定をしようとも思っておりません。それぞれの幸せを、歩んでいただきたいと思うばかりです。

五点目、「発言者が精神疾患とされている〜信頼性がなく」とありますが、精神疾患の方=信頼性がない、という考えは大変に安易であると思います。藤倉さんの言葉を借りますが、「精神疾患を抱えた人の語る内容の信頼性を一律に否定する行為は、精神疾患に対する無理解と差別以外の何ものでもありません。」…と、私もそう思います。ひかりの輪がマンション内で要介護者の介護をされているということは、コメント以外でも何かで知った覚えがあります。私は福祉関係の仕事に従事しておりますので、ひかりの輪のそういった精神疾患への無理解、差別的発言は大変に、大変に遺憾に思い、涙が出てきます。どうか、医療、介護、福祉について、学びを深められてください。

六点目、「団体の誤解を招くので削除を要請します」とありますが、さくらねこさんのコメントが貴団体の誤解を招いたとして、具体的な問題性がわからないため、私には知ったことではありません。なので、そのような理由でも削除しようとは思いません。

最後に、さくらねこさんに該当する方が、 ひかりの輪にいないことを、私は心底望みます。あまりに気の毒な境遇だからです。もしみえたならば、ひかりの輪の方は、要介護者のケアはもちろんのこと、さくらねこさんのような方たちのケアも大切にしていただくことを望みます。

2015年6月11日木曜日

死刑囚の生活

東京拘置所の死刑囚の生活について



特集:死刑囚の生活空間公開 「その日」までの生 医療設備充実、「スタミナ焼き」人気

http://mainichi.jp/graph/2013/01/14/20130114ddm010040034000c/006.html

少し前にこんな記事がありましたが、死刑囚は死を待つだけの単調な生活を送ります。
私は東京拘置所について少し知っているだけですが、東京拘置所は、建て替え前は、自然に囲まれ、桜や、ネコや、鳥たちを房内から見ることができました。

しかし、建て替えられ現在の重厚な姿になり、房内からは自然がほとんど見えなくなりました。
空もあまり見えません。

メディアは、ラジオとビデオ(月に何本かのw制限)鑑賞、毎日新聞のみです。

確定死刑囚になると、面会人は限られ、手紙のやりとりも限られます。

弁護士とのやりとりですら、限られます。

自然を見ることができず、ほとんど人と触れ合うことのできない生活。

このような生活では、人は精神に異常をきたします。

オウムの確定死刑囚たちは、このような生活を、建て替え前から建て替え後にわたり、20年ほど続けています。

どうにか、自分を保とうと頑張っている方もみえますが、残念ながら精神病と思われるかたもみえます。

拘禁障害と言われる病気がありますが、ほとんどの方が罹患していると思われます。

精神科医の加賀乙彦氏は、以前、東京拘置所の死刑囚の2/3が精神に異常をきたしていると報告していたといいます。


このような環境下で、自分や事件を見直したり、手記の執筆、被害者遺族への謝罪を行うことは大変難しいと思います。

ここで、様々な疑問がでてきます。


刑が確定したら、すぐ死刑になるべきでしょうか。

冤罪の可能性は無視されるのでしょうか。

裁判の性質により事件のすべてが明らかにならないまま、犯人が死んでしまってもよいでしょうか。

人が人を殺したら、犯人が死ねばすべての苦しみが終わるのでしょうか。

一人も死者が出ず、また前科もない横山真人さんは、死刑でよいでしょうか。

人を直接手をかけることが出来なかった井上嘉浩さんは、死刑でよいでしょうか。

人ひとりを精神病になるくらいの環境下へ置くことは、同じ人として酷くないでしょうか。

疑問はたくさん湧きますが、答えは出ません。


死刑囚に興味を持って、死刑囚のごはん代や諸々の施設管理費などは、私たちの税金から支払われているのに、私は彼らのことを何も知らないと思いました。


お釈迦様は「憎しみは憎しみによって止まず、愛によって止む。」といいます。


事件を猛省し、拘禁障害に苦しみながらも、仲間、家族、大切な人たちを思う彼ら。

私は、できる限り死刑囚を愛していきたいと思います。

2015年6月10日水曜日

2015年 高橋克也公判 2/18 新實智光証人出廷 地下鉄サリン事件

更新遅くなりました。

今日思ったのですが、ひかりの輪、最初の時点で、社会人ならば「抗議文への返答は現在ご用意しております。遅くなり申し訳ありません。」でOKはないでしょうか。それができないから、ああなんでしょうけども。


高橋克也 第6回公判傍聴記【VX事件 新実智光(1)】

http://ameblo.jp/tanchi-co/entry-11980866926.html

こちらのブログで紹介されていますが、地下鉄サリン事件の前にVX事件で証人出廷しているので、宣誓はなしでした。あと、滑舌が悪いと聞いていたのですが、あまり感じませんでした。全体的に、笑顔でお話ししているような、語尾がニコニコしていました。

そこまで完璧にメモっていないので、特に質問文などは簡略化されています。



【検察質問】

証人は地下鉄サリン事件に関わっていますね?
「ハイ」
「運転手役です」

事件に関わったきっかけは?

「外崎くんが、私の部屋にきた時です」

それはいつですか

「1995年3月19日午後です」

どこの部屋ですか

「第六サチアンの2階です」
「マンジュシュリー正大師・村井さん、からの電話のメモを見せながら、私、北村くん、外崎くん、杉本くんで東京へ行くようにと」

どこに行くのですか?

「…どこまでは、あの、詳しくは無かったと思います」

それからどうしましたか?

「東京にちゅいたら、電話してほしいとメモをもらいました、井上くんの電話番号でした」

誰と東京へ行きましたか?

「外崎くんと、北村くんです」
「杉本くんは、探したけど、いなかったので、すでに東京に行っているのではないか、となりました」

どのように行きましたか?

「と……車で、移動しました」

他の目的は聞いていましたか?

「あ、全然、わかっていませんでした」

どこで電話しましたか?

「渋谷…です」
「あ、井上くんが出ました、1時間5に電話してと言われました」

それで電話したのですか?

「ハイ!……しました!」

それは何時ですか?

「午後7時すぎくらいです」

電話の内容は?

「具体的に、どこどこの、ファミリーレストラン?に来てくれ、と」

そしてどうなりましたか?

「迎えが来ました」

その迎えは誰ですか?

「あのー、高橋くんです」

どこへ行きましたか?

「渋谷ホームズのマンションに入りました」

そこには誰がいましたか?

「杉本くんとか、科学技術省の人もいました」
「横山くんと、豊田くんと、林泰男さん?あと、広瀬くん」

以前、渋谷ホームズへ行ったことはありますか?

「ありません」

鍵はどのようなものでしたか?

「あ、オートロックでした」

どのように入りましたか?

「大勢で入ると目立つかぁ、ということで、分散して」

それは誰の発案ですか?

「……ん……と……多分高橋さんあないかと思いますが」

部屋に入ったのはのは誰ですか?

「私が入り…ん?、先ほど言った、北村さん、外崎さん?……」

部屋ではみんななにをしていましたか?

「科学技術省の人たちが、シャワーをあびたり、服を着替えたり」

それを見て、彼らはなにをしていると思いましたか?

「ま、いわゆる変装じゃないかと思いました」

彼らの目的は知っていましたか?

「わかりませんでした、井上くんが来たら、説明があるんだろうと思いました」

それから、井上さんは来ましたか?

「ハイ!」
「あ、興奮した様子でした…あの、明日新聞に、載るようなことをやったと」
「みんなからなにをしてきたのか聞かれても、『ひみつ♪ひみつ〜♪』って言っていました」

それからどうしましたか?

「私が小部屋に井上くんを誘導して…」

小部屋とは?

「大部屋と小部屋がありまして」
「小部屋は四畳半くらいはあったと思います」

部屋の位置は?

「大きい部屋がありまして、その奥に、小さい部屋があります」
「その他、ま、シャワールームとか、トイレとかありました」

<間取りを見せる検察官>


これは、何ですか?

「渋谷ホームズ(フフ)の、見取り図です」

<見ればわかるじゃん?みたいな流れで少し笑ったのでしょうか。>


それでは、なぜこの小部屋へ井上を誘導したのですか?

「小部屋で二つ聞きたくて…まず、『ひみつひみつ』が何なんのか、それから、今から何をやるのか?」
「実際、島田邸に爆弾をしかけたってことと、青山に火炎瓶を投げてきたことを聞きました」
「そして、強制捜査の妨害のため、地下鉄にサリンをまくと」

サリン、という言葉を使ったのですか?

「使いました」

サリンの隠語は知っていますか?

「魔法使いとか、サリーちゃんとか」

なぜ井上さんは、(普段は隠語などで隠している)サリンという言葉を使ったのでしょうか?

「多分あの、興奮してたからじゃないでしょうかねぇ?」

誰の指示だと思いましたか?

「あ、あの、麻原尊師です」

その後どうしましたか?

「他の人が待ってるし、そちらで詳しく説明してくれると、大部屋の方へ行きました」
「みんなで打ち合わせしました、あ、遅れてあのー、林郁夫さんが来ました」

井上はどうしましたか?

「みんなで打ち合わせの前に、『ちょと集まって』ってことで、みんなをあつめました」
「いわゆる車座で集まりました」
「井上くんを起点にして…」

どのような配置でしたか?

「井上くん?私?林郁夫さん?泰男さん?………運転手も!」

<全員いたことになってしまった…この配置などは新實さんの記憶違いの可能性が高いです。>


あなたの位置は?

「あ、井上くんの隣です、左隣」

みんな座っていたのですか?

「私は腹這いでしたけど、他の人は座っていました」

<腹這い…?>


それからどうなりましたか?

「井上くんが、地図を広げて、強制捜査妨害のため、地下鉄にモノをまくと言いました」

他の人から質問は出なかった?

「ありません」

強制捜査が迫っていると言ったのですね?

「ハイ」

それはなぜだと説明されましたか?

「假谷事件です、あ、假谷さんの事件です」

強制捜査が、それで妨害できると思いましたか?

「ま、思いました」

「千代田線は、私と郁夫さんのペアだと、組み合わせも」

「あと8時に一斉にまくと」
「あの他の人が、電車が止まって、他の人が、逃げらえないといけないからです」

サリンの量が増えたという話はありましたか?

「あ、そうは言いませんでしたけど(笑)モノの量が増えました、と」
「数字?まぁ…1Lとか?詳しく覚えてません」
「あと、下見に行って欲しいと言われました」
「私は何も意見を述べていません」
「郁夫さんに、『一緒のペアだね』と言いました」

「あと車の手配について、車が2台決まらないといっていて、杉本さんが提案して、Tくん…あのサマナの、Tくんの車でいいんじゃないかって、高橋さんがとりにいきました」

「もう一台、私がとりにいきました、中村昇くんの車でした」

下見はだれといきましたか?

「北村くんと、郁夫さんと、あと、広瀬くんです、御茶ノ水駅に行きました」
そこから郁夫と2人で根津まで行きました。それから御茶ノ水駅まで戻り、AHIに行きました。4人で。

AHIとはどのようなところですか?

「場所は、あのー…」

いや、どのような設備ですか?

「あ、あはは!オウム真理教の、病院です」
「ま、要するに、被曝した場合、本人(郁夫)が言っていたのは、何かあった場合と、そこへ行けばいいと」

それからどうしましたか?

「車をとりにいきました、高橋さんと私と北村さんの三人ででした」

他のメンバーはどうしましたか?

「上九へ行きました、サリンをとりにいく、と」
「村井さんから林泰男さんに電話がありまして」

その電話で、サリンという言葉は出ましたか?

「出てません」

「北村くんと、青山の道場へ行って、中村さんの車をとって、渋谷ホームズへもどりました」

「オートロックは、高橋さんに開けてもらいました」

それからどうしましたか?

「大部屋で仮眠をとりました」

被告人はどうしてましたか?

「一緒に寝ていました」
「上九の人たちが戻って来るまで、仮眠をとってました」

上九に行ったメンバーがもどってきてからどうなりましたか?

「豊田くんが、サリンを配ると」
「ハイ、まずあのー、豊田くんがバックを持ってまして、透明な袋に液体が入ってるものを取り出しました」
「『みなさん、とりにきてください』ということで」

何をとりにきてと?

「モノをとりにきてと」

サリンとは言わなかった?

「ハイ」

「林泰男さんが、もれてると言ってました、危なくないか?と」

「サリンがもれてると、内袋の中で、遠巻きに見ました」

近寄って見てないのですか?

「ハイ、ま、茶色かったんで、ホントにできてるのか?と、泰男さんが、不純物が混ざってるんじゃないか、と言っていました」

「私も北村くんも高橋さんも、起きていました」

「郁夫さんが、予防薬とか配ってたと思います」
「具体的には…薬と…あっ、注射器を配ってました」
「薬はあらかじめ飲んで、注射は何かあったら打ってと」

それからどうしましたか?

「郁夫さんと新御茶ノ水へ行きました。5時過ぎだったと思います」

車の車種は?

「グロリアです」

どうやってサリンをまくといっていましたか?

「傘でさす、といってました」

どこに車をつけましたか?

「とーしょ…とーしょ…とうしょうかいかん(?総評会館か)の入り口…というか、出口のとこです」
「コンビニで、ゴミ袋と、スリッパと、水の入ったペットボトルを買いました」

なぜ水を?

「サリンが水に溶けると、無毒化すると知っていたので」


「ゴミ袋は二重にして、スリッパは靴についたときのために用意しました」


なぜゴミ袋を二重に?

「一重より二重の方が強いからです」(そりゃそうだろう)

「これは(全て)自分の考えです」


郁夫さんが帰ってきた時どうしましたか?

「あの、うまくいきましたか?とたずねて、郁夫さんが、うまくいきました、と」

それから?

「窓を全開にしました」
「窓は全部で4つです」

いつ?

「あのー、走り出した時です」

なぜ?

「中でこもるからー…あの、被曝?中毒しないために、開けました」
「あ、これも自分の考えです」

それからどうなりましたか?

「渋谷ホームズまでもどりました」

それから?

「井上くんが、TVを見ていました」
「他の人たちも順次戻ってきました」
「途中で車を返しに行きました」

どこへ返しに行ったのですか?

「神宮外苑です、信徒さんの車を3台。高橋さんが対応しました」

林郁夫さんから治療を受けましたか?

「高橋さんや広瀬さん?…ま、泰男さんとか、泰男さんは自分で筋肉注射してましたけど…」

自身は?

「あ、大丈夫です」

「広瀬さんは一番帰ってくるのがおそくて、北村くんに抱えられるようにして戻ってきました」<広瀬証言:新實さんと井上さんが迎えにきた と異なる。「マンションの部屋の玄関先まで迎えに来た」という意だったのかも。>


TVはどんなことを映してましたか?

「地下鉄の前に、人が倒れてる場面です」

「…ま、これで、強制捜査が、どうなるのか、グルが言われたことを実行できたと感じました」


嬉しかった?

「グルの意思を実行した、ということで、嬉しかったです、井上くんも喜んでました」
「みんなおおかれ少なかれ、そうじゃないでしょうか」

他の人も喜んでいましたか?

「ボク…私の後ろにいましたから、覚えていません」

それから?

「井上くんが『解散!』と言って、解散になりました」

「科学技術省の人たちは、はやく戻ったら?と言われて、外崎さんと、北村さんも尊師の運転手なので、科学技術省の人たちと、(上九へ)戻りました」


証人はどうしましたか?

「多摩川の方まで、服などを燃やしにいきました」

誰と?

「私と井上くんと、杉本さんと、泰男さん、あと井上くんの運転手Iくんです」

それから?

「上九に、尊師に報告へ行きました、あ、途中で一回食事をしています」

麻原はなんといいましたか?

「グルとシヴァ大神と真理勝者方にポアされてよかったね、というマントラを一万回唱えるようにと」
「あとおはぎと、桃カンジュース?を供養されました」

証人はこれでどうなると思いましたか?

「強制捜査が妨害になると」

効果がでたと思いましたか?

「…ハイ…分かりません、亡くなる人や、ケガをする人がでるかも、でないかも」
「まさに神のみぞ知るということで、よく分かりませんでした」

サリンの効果はどのようなものと?

「猛毒のガス兵器だと。自分自身も経験してますので」

松本サリン事件での被害を知っていますよね?

「ハイ、死傷者が出ました」

どのくらいの被害がでたと?

「…ん…ま、河野さんのご家族をはじめとして、亡くなった方や、ケガをした方がいるとは、存じ上げております」

<人数など詳しい被害は知らない様子で、高橋シズエさんがものすごく睨んでいました>


「(地下鉄サリン事件は)やり方がちがったから、結果はわからないと思っていました」

「松本サリン事件は、車を用意してサリンを気化させました」
「池田大作事件の時は、私に効果がありましたが、ほかの人には効果がなかった…」
「松本サリン事件のときは屋外で、地下鉄サリン事件のときは屋内で、やりかたが違うので、効果は分かりません」

サリンは気化しやすいと知らなかった?

「わかってないです」
「松本サリン事件のとき、車で、一生懸命気化させようとしてたんだと思っていたので」
「気化しやすさとか、そこまで知識がありませんでしたから、分かりませんでした」

渋谷ホームズの大部屋での会話で、だれからも「サリン」という言葉はでてませんか?

「私の記憶では、そういう人はいません」
「みんな気を使っていました」
「盗聴されているから、あと心理的に言いたくなかったんじゃないかと」

豊田さんが持ってきた時の様子?

「大きな部屋ですけど、ある程度雨の声とか動作は分かりました」

そこでも、サリンという言葉はでてない?

「ですから、盗聴されてると思ってたので」

上九へ行く時、林泰男さんから相談を受けましたか?

「………ー覚えてませんけど……」

間に合わないのでは?という話がでてませんでしたか?

「あー、そういう話は言ってました」

「渋谷ホームズに戻ってきた後、高橋さんは治療をうけていました、パムを注射器で打つ…治療です」

「その後車を返しに行きました」
「広瀬さんが遅れて戻ってきました」


【弁護人質問】


3月19日から20日の渋谷ホームズの人の出入りについてお聞きします。

新實さんが到着したのは何時ですか?
「19時くらいに、全員…私、外崎くん、北村くん、科学技術省の横山さん、広瀬さん、林泰男さん、豊田さん、杉本さん…あ、あと高橋さん

石川公一さんもいましたか?

「ハイ、元々渋谷ホームズにいて…いつのまにかいなくなりました」

みんな何をしていましたか?

「シャワーをあびたり…」

買い物に行ってる人は?

「食事をコンビニまで買いに行きました、私、外崎、北村で」

ほかの運転手役の人たちはどうしていましたか?

「ボーッと座ってました…あとはまぁ、食事をしたり」

広瀬さんに、「床屋に行ったら?」と言った人がいる?

「そこまでは憶えてないです」

車3台、誰が取りに行くと?

「外崎くん?北村くん、高橋くん、とか…」

井上が部屋に入ってきたとき、高橋さんは、部屋にいましたか?

「いたと思いま…す…みんないた、という形ですから…」

(検察で出た下見の話が繰り返し続く)


(下見後)車を取りに行っている可能性もありますか?

…(長い沈黙)…ちょっと存在感が薄いんで、ハッキリと申し上げられません
「いたかいないかも、ちょっと覚えてません
「自分と北村くんについては、覚えてますけど…高橋さんについては、いたかいないか、ハッキリと覚えてません

<みんなが思っていた高橋克也さんの存在の薄さを、本人の前でハッキリと申し上げてしまった新實さん(かばっているのかもしれないけども)>



平成13年の調書では、下見から戻ってきた時、井上、高橋さんはいなかったと話していますが?

「あーそ…その当時の方が、記憶が正しいと思います」
「オートロックを開けてもらったときはいました」

平成13年の調書の確認をします。


NO.8033
村井から電話あった時、克也はいたのか?「いません」

NO.8037
新實が北村と一緒に中村の車を取りに行く時、高橋はいたか?「その時にもいなかったと思います。」


上九へ実行役が行ったとき何をしていましたか?

「仮眠をとっていました」
「上九に行ってた人が戻ってきたときに起きました」

高橋さんはどこにいたのですか?

「大部屋です」
「豊田さんがサリンを配るのを、遠くで見ていました」

実行時?

「私と郁夫さんが一番早く出ました」
「郁夫さんと出かけるまでに、高橋さんの声は聞いていません」

あなたが正悟師になったのはいつですか?

「3月19日少しまえに尊師通達がありました、17日に昇格リストにありました」

正悟師とは?

「マハームドラーの成就で、三番目のヨーガの成就です」
「以前は、私のときには、空性の体験です」
「『大いなる』がマハー、『空』がムドラーですから、いやがること、どんな時代でも心が動かなくなるという一種ではあります」

外崎さんがきたとき、なにがあると思いましたか?

「ワークというんでしょうか、グルからの指示があると」

それ以前にはなにをするか聞いていましたか?

「まったく聞いてません」
「(東京へ向かう)車の中で(外崎さんと)なにをするんだろうネって話しました」

わからないけど、行ったと?

「あは、そういうことです(笑)」

それ以前に計画を聞くということは?

「一切ありませんでした」
「村井さんにも、尊師にも聞いていません」

アタッシュケース事件について教えてもらったことは?

「ありませんでした、捕まってから知りました」

「(計画について)他の人もふくめ、一切聞いてません」


実行犯と運転手役の中で、ステージが一番上なのは誰ですか?

「はっ(笑)私です」(自嘲気味?)
「あ、3月1日の通達で、井上くんが正悟師になりましたけど

ステージが一番上なのに、計画を聞いていなかったと?

「はっ(笑)一切ありません」

計画でリーダーのようにふるまったり扱われたりしましたか?

「ありません」
「…あ、一番いい車がベンツで…でも私がxx(何て言ったかわからず)で、ベンツが左ハンドルだったのでー…その次、グロリアがいい車で、グロリアを回してもらいました、その点みんなに気を使ってもらいました」

配車は誰が?

「杉本くんです」

相談されましたか?

「私あんまり車の知識ないですから…相談はされません

外崎さんは新實さんの部下ですか?

「ハイ」

部下を介してワークを知ったと?

「ハイ」

杉本さんが、東京にいることも知らなかった?部下なのに?
「ハイ、どこにいるか知りません」

誰が杉本さんをつれていったと?

「当時は知りませんでした」

井上から、総合調整役になってほしい、と言われませんでしたか?

「は(笑)それもありません(笑)」


<新實さんがメンバーの中でステージが一番上なのに、扱いがぞんざいじゃないですか?なんでなんで??と執拗に質問され、笑いながら自嘲気味に答える新實さん>

計画も知らないし、仕切らない、どうして?正悟師なのに?

「それはー…あの、前回のVX事件の流れがあって、尊師が、私が大乗で、井上くんがタントラヴァジラヤーナだと言われていて」
「その後の假谷事件、アタッシュケース事件、関わってないし、どんどん外れていったんじゃないかと」

なにをしていたのですか?

「施設の警備とか」
「あ、太陽寂静同盟という会社を作って、結婚相談を聞くとともに、勧誘をするということもしてました
「第2サティアンで、尊師から、お前はこれからは下積みだ、と言われました」

それはどういう意味だと?

「ん、要するに…なんていうんですかねー…あんまり勧誘がうまくいってなくて、尊師から怒られたんだと思いました」

地下鉄サリン事件での、現場での仕切り役は?

「井上さんです」
「ま、いちばん良かったんじゃなかったかと、非合法活動では井上くんがいちばんはりきってたし」
「まぁ、村井さんと井上くんが、非合法活動では主です」

「『ひみつひみつ♪』と言っていたので、ひみつのことをやっている、仕切っていると思いました」

「説明も、一人で説明してました」
「お金も渡してました」
「下見の指示もしていました」

井上は、運転手役の人に何かしましたか?

…?

携帯番号を渡したりとか?

「あ、あります、何かあったとき、連絡してと」

「私は、あのー、私の自覚としては、いち運転手」

「井上くんの重要度の方が、私より高かったと思います
「私の目的は、林郁夫さんの送迎です」
「千代田線?の御茶ノ水駅?から、郁夫さんが出て来るから、待つっていうか、ピックアップするということです」

郁夫さんが何をまくのかなど重要ではないのですか?

「ま、重要といえば重要ですが、重要じゃないといえば重要じゃないです」
「何をするか聞いてませんでした、方法とかも、知らなかった」
「私は運転手のことで、道とか…頭いっぱいでしたので」

水などを用意したのはなぜ?

「水で中和できることは、松本サリン事件前に聞いていたので」

(休憩がありましたが、再開後機材トラブルでまたすぐ休憩に)

(弁護人質問続き)

井上が部屋にきたとき、どのような様子でしたか?

「興奮した様子でした」
「明日新聞に載るなど言ってました」
「みんなが『何をやったの?』と聞いても、『ひみつひみつ〜♪』と大きな声で」

その後小部屋に誘導したとき、何を聞きましたか?

「あのー…先ほど申し上げたのですが、『明日新聞に載るようなこと』は何かということを…」

なぜ「ひみつひみつ」と大声でいったのだと思いますか?

「他の人に知られたくないんだろうなぁと思いました」
「でも私だったら教えてくれるんじゃないかな、と思って、誘導しました、んー、気安さ?」

命令したのでは?

「んーそこまでは(笑)本人がそう受け取ったのなら、しょうがないですけどー…」

部屋のどこでですか?

「まー…6畳くらいのところですから、入って、入り口近く、ドアは…」

書けますか?

「ま、書いてもいいですけど…」

<井上さんと新實さんの位置を、新實さんが書いた紙がスクリーンに表示される。入り口があり、井上さんが奥、新實さんが入り口側のよう。>


小部屋で、井上から頼まれごとはありませんでしたか?

「ありませんでした」

ペアを伝えてほしいとか?

「ありません」

『ミラレパ正悟師が伝えた方が絶対いいから』とか言われませんでしたか?

「ありません」

あなたから『私がメンバーへ説明しようか?』と言ったとか?

「はっ(笑)それもありません(笑)」

大部屋では『モノをまく』と言ってたのですね?

「みんながいるので、そういったのだと」

小部屋では『サリン』と言っていた?
「はい、興奮してましたし…」
「大部屋ではある程度興奮がおさまっていると思いました」

大部屋では隠語もつかってない?
「実際、外崎さんや北村くんは、そういった隠語を知らなかったと思いますよー」

井上は、来るなりいきなりモノの量が増えたと?
「ハイ」

サリンと言いませんでしたか?
「フフッ(笑)それはない(笑)ですね(笑)」
「それだけで(実行犯には)通じると思ったんじゃないですかネェー」
「外崎くんや北村くんは、直接知らなくてもいいと思ったんじゃないかと」

林泰男さんや村井も『サリンを取りに来い』と言っていない?
「ないです、モノとかそういう風に言ってました」
「言ってないですね、電話もしてましたから、盗聴を気にしていましたから」

上九から実行役が戻ってきたとき、豊田はどういう風にいいましたか?
「じゃ、みなさんとりに来てください、と」

大声で、元気に『サリンを取りに来てください!』って言いませんでした?
「いや〜、そんな大きい声じゃないです(笑)」

運転手役の人が、サリンを見に来ませんでしたか?
「はっ(笑)それはない(笑)」
「サリンと言わなくても、とりに行った人たちは言わなくてもわかっているかと」

泰男さんが『もれてる!』と言いましたか?
「ハイ」

『サリンがもれてる!』と?
「いや、言ってません」

サリン、と聞いたのは、井上と小部屋で、以外はありませんか?
「ハイ」

事件後について、ポータブルTVを見てましたか?
「ハイ」

井上さんは喜んでいた?
「ハイ」

新實さんも喜んだ?
「ハイ」

なぜ?
「グルの意思を達成したからです!」

どうしてそれが嬉しいのですか?
「…ん?…ま、『グルの意思を達成したから!』としか、言いようがないですけど(笑)」
「ま、亡くなった人たちの魂の救済や、すべての衆生の救済といった…救済の一環だと」

あなたにとって、麻原彰晃とは?
「(笑)…ま…端的にいえば、グルということですね、自分を導いていくれる存在です」

なぜ麻原がグルだと?
「その、ポア、できるから」

魂の救済とは?
「そういった、ヨーガ技法というか、神秘的な…」

そんなものはないんじゃないですか?
「そういうことはないんじゃ…」

「クンダイニー(ママ)の覚醒を踏まえて、マハームドラー成就…」

クンダリニーは覚醒してるんですか?
「ハイ^^」

「個人的な体験とある結びつきがあるんです」
「私自身、亡くなった人たちの葬式に携わって、その人たちのカルマを受けたりしてたんで、あると思っています」

市民の命を奪うことについては?
「カルマの法則がありまして…タントラヴァジラヤーナの、エネルギーを、私たちがカルマを受け取ることによって、高い世界にいけると」

あなたにとって事件とは?
「端的にいえば、救済の一環だったと思うんですけど」

カルマはあると確信していますか?
「………当時?ハイ、そうです」

<のちにニュースにもなった、新實さんがいまだに事件を救済だと信じていることなどが切り込まれました。とても興味深かったです。>


【最終尋問】


検察:先ほど事件について、救済であるといいましたが、今もそう思っているのですか?
「今、自身も、そう思ってますけどー…」
「やはり真実は、神のみぞ知るという形で、私自身は、救済だったんじゃないかと、救済と思っています」(強調することもなくたんたんと)

<事件について「神のみぞ知る」といった発言は、最終尋問〜裁判員尋問までで4回出てきました>

先ほど証人は、運転手をすることで頭がいっぱいだったといいましたが?
「非合法活動だから、それで頭がいっぱいになりました」

実行役をピックアップするのが、なぜ、そこまで重要ですか?
「送ってくのも大事です(笑)」
「ちょっと、意味がわからないんですけど…ん?ちゃんと、迎え用意して、現場から立ち去らないと、警察に捕まったりしてしまうわけですから」

渋谷ホームズで、井上の話を聞いているときの姿勢について、腹這いということですか?
「腹這い?」

手の位置とか?
「手は前ですねー」

こんな?
「ああそう、こんな」(パーテーションで見れません)

麻原や村井と話すときそのような姿勢になりますか?
「は?(笑)ないです(笑)」
「井上くんは、尊師でも村井さんでもないから、気楽にしていました」

井上より下の立場にみせようとした?
「ステージ的には私の方が高いってだけで、別に、自分をしたにして責任を転嫁しよう、低くしようとかそういう意味じゃないです」

盗聴は、部屋もされていると思っていましたか?
「フフ(笑)じゃないんでしょうかねぇよくわかりませんけどー…井上くんに聞かないと」
「なんか井上くんは、そういうのを気にしてたっぽいです」

どのくらいの被害が出ると思っていましたか?
「事件について、神のみぞ知るということです、できたらいいなと、確信はしていません」

「阪神大震災で…五千何人…?の被害?」

六千人ですか?
「ハイ」

大震災ほど被害が出ると?
「いやそこまでのコトは、考えてないです(笑)」

ゴミを燃やすとき、林泰男さんと会話をしましたか?
「強制捜査妨害できたかな、私が、『これで強制捜査のびるかな』って」

どのくらいのびると?
「3ヶ月くらい、ハイ」

郁夫さんをピックアップした帰り、窓を全開にしたそうですが、なぜですか?
「先ほども答えました通り…気化して充満しないように…」
「どの程度気化するかわかりませんでしたけども」

<この後、弁護側からもしつこく繰り返しの内容が質問され、吹き出しながらにこやかに答える新實さんとの攻防がしばらくつづきました>

弁護人:VXの隠語は、あなたは使っていましたか?
「あっ、まぁ、神通力と言ってました」
「ホテルコンソルトでも、初めてのところでも盗聴を気にしていました」

サリンの隠語、高橋さんは知っていたのでしょうか?
「私はそれについて、話したコトはありません」

地下鉄へゆく前、バタバタしていたといいますが、あなたは?
「私はバタバタしていません」

渋谷ホームズでの話し合いで、井上さんの姿勢は?
「座っていました」
「みんなで輪になって、一重の形?」
「井上くんがいて、左隣に私、さらに郁夫さん」

下見のあと、電話をしたことはありますか?
「一回だけ、大部屋で」

大部屋で高橋さんと会話しましたか?
「記憶にありません」


【裁判所から】

裁判員:主尋問の最後に、高橋さんがパムを見たと言っていますが、パムの認識は?
「神経系ガスの治療薬です」

どのように知りましたか?
「池田大作事件があって、被曝して、注射を打ってもらったことがあるので」
「中川さんと遠藤さんに打ってもらいました」


以上




メモがおっつかず、細かいところ正確じゃないかもです。すみません。
私の印象に残ったのは、「事件は救済だ、結果は神のみぞ知る」と繰り返していたことと、全体的に笑いながらといいましょうか、ニコニコしながらお話している印象で、「(^^)」と語尾についているような。「グルからの指示があると(^^)」みたいな。すぐ横の被害者席に、高橋シズエさんらがいて、とくにシズエさんはものすごくニラミをきかせていたのですが・・・
ブレない新實さんでした。