2016年2月22日月曜日

納豆の日記

納豆が嫌いで、昔から食べられない。
でも、納豆には栄養がたくさん含まれているということなので、食べれるようになりたかった。

そんな時、納豆が苦手だった人から、克服した食べ方を食べ方を教えてもらった。
不健康まっしぐらのわたしは食いついた。
とにかく味を消すのが良いらしい。
これは納豆食べられるかどうかの記録である。


1日目
アドバイス通り、マヨネーズ、醤油、ねぎをたっぷり入れてみた。
気休めにきんぴらごぼうとビールも添えた。
マヨネーズがそこそこ味を消してくれたが、だめだ、3口目から吐きそう。
ビールときんぴらを納豆と交互に食べて、胃に流し込んだ。
最近、胃腸の調子が悪い。ストレスに弱い自分は、過敏性胃腸症候群なのだ。
だが、無理矢理納豆を流し込むことによって、胃腸も整えてくれるはずだと期待する。
納豆の健康効果はよく知らないけど、まずいし万能薬っぽいから期待出来る。
後日、看護師の友人に「納豆は血液めっちゃサラサラになるよ」と言われた。
そんなことはどうでもいいんだよ。

2日目
食べる前から胃が痛い。
わたしの過敏な胃腸が、思いっきり納豆に反応している。意味なし。健康じゃないじゃん。もうやめようか。でもまだ2日目だし、昨日の努力が報われない気がするので強行する。
混ぜるのは、醤油とネギ、あとマヨネーズをやめてゆず味噌にしてみる。味噌はなんだか、においとか色々吸収してくれる気がする。
結果は、昨日よりはマシに食べれた。でも後半になるとどうしても気持ち悪い。ビールとおかずで流し込んだ。


3日目
夕方、ふとした瞬間に納豆の味を思い出す。これが、恋…?好きだから思い出したのか、嫌いだから思い出したのか分からない。
今日は、素晴らしい閃きをした。昨日の、醤油、ネギ、ゆず味噌に加えてキムチを投入する。キムチなんて辛くて味が濃くてわけわかんないから、同じく腐って異臭を放っているわけわかんない納豆に対抗できるんじゃないか。納豆に心を奪われたわたしは、冷静さを失っていた。
しかし、これはなかなかイケた。味が消えている。ただ、後半になると、納豆の味が不死鳥のように蘇ってきて無理になった。ビールで流し込む。恋ではなかった。


4日目
大好きなキャメルカラーが納豆に見えてきて辛くなってきた。
これでは、恋ではなくてトラウマだ。
昨日と同様、キムチ、醤油、ネギ、ゆず味噌の発酵に発酵を重ねたラインナップで食べる。後半厳しい。
毎日の度重なる発酵攻撃で、胃腸は文句を言わなくなってきた。
ちなみに、納豆とよく合わせて食べられる生卵やシソも苦手だから混ぜられない。


5日目
友達と遊んだりしてたらすっかり食べるのを忘れていた。楽しかった。


6日目、7日目
朝に食べると良いと聞く、朝にごはんと食べてみる。
食べられないことはないけど、おいしくはない。


一週間かけていい線に来た気がする。これからも頑張りたい。

2016年2月19日金曜日

クラウドソーシングでなんかよくわからなかった話

退院してから、すこぶる体調が悪い。
毎日起きるのが辛く、普通に立ったり座っているだけで頭痛や吐き気がおそってくることがある。
と思ったら頭の中身だけすごく元気で、ベッドに横になって本を一気に読んだりツイッターのアカウントを増やして闘病記を綴ったりしている。

この全くいうことを聞かない体と、空回りだけする脳みそが勿体無いと思うようになった。そんな中、在宅ライター募集のサイトを見つけた。これは、300文字100円とかの相場で、体験談や小コラムを書いて、承認されるとお金がもらえる。文章を書くだけなら、ノートパソコンやipadで寝転がっててもできる。無駄に空回りしている脳みそがアウトプットするのにいいかもしれない。
と思って始めてみたら、あれよあれよとお金が貯まった。しかし、300文字書くのに嘘を書いてもいけないので、少し調べたり、リライトしたりしているとどうしても10〜15分はかかってしまう。15分で100円なら時給400円だ。わたしの住む地域の最低賃金は時給800円ほどだというので約半額。まあ実際は寝てるだけだから仕方がない。はやく起きれるようになって元気に仕事したい。

複数のサイトに登録して作業をしている中、「ランサーズ」というサイトを見つけた。
あるブログによると、「労働者が安い報酬で何百文字も書かなきゃならない、安く買い叩かれる現代の蟹工船」だという。
私は在宅ライターの仕事は、「寝込んでて無用の長物と化している自分に1円でも価値があるだけマシなような気がする」という動機でやっていて、高い賃金には期待していない。ちょっと高かったらラッキーくらいの気持ちでやっているので、蟹工船だろうが何だろうが別によかった。

とりあえずでいろいろなサイトに登録していて、ランサーズもその一つだった。
ランサーズには「プロジェクト」と「タスク」という種類の仕事があり、「タスク」は一般のライター募集サイトのように、一度書いて承認されたら報酬がもらえるというもの。「プロジェクト」は、依頼者と契約をして、一緒に一つのプロジェクトを完成させるというものらしい。もちろんプロジェクトの方が報酬が高い。

私は、自分の具合によっていつ作業できるのかが全く分からないので、タスクでいいやと思っていた。しかし、プロジェクトに自分の専門知識でいけそうな仕事があったので、軽い気持ちで応募してみた。

返事はすぐに来た。「あなたに決まりました」
これが泥沼の始まり・・・

って別にそこまでどうこうという話ではないのですが、ランサーズ、微妙!と思う出来事があったので書きたいと思います。

あと今回の件でわたしは怒っているわけでもなく、もちろん名指しで告発や攻撃をしたいわけでもありません。ただ、こういう風な思いをする人が他にいなければいいなあと思っています。



「あなたに決まりました」
と、ランサーズから某依頼へ提案していたわたしが承認されたという通知メールが来た。
夜中の0時である。メールだけ見てすぐ寝た。

次の日、ランサーズのサイトへipadのグーグルクロームからアクセスする。メールボックスがバグか何かでぼやぼやになっていて見れない。Macを立ち上げてグーグルクロームで見る。仕事の詳細が来ている。

「添付ファイルにあるワードから、執筆するキーワードを予約してください。予約確定後に仮払いをします。」と書いてある。

仮払いとは、ランサーズによると、提案して承認されたら、依頼者があらかじめランサーズへ支払いをすることだ。この仮払いはランサー(わたしのような依頼を受けるフリーランス)へはまだされない。作業が終わった後、ランサーズからランサーへ支払われる。

しかし、この依頼者は「キーワードの予約確定後に仮払いをする」と言っている。わたしに決まったんじゃなかったのか。依頼は確定しているのではなかったのか。

とりあえず、仕事の詳細に目を通し、キーワードとやらを選び、送付した。
先方からメールが来た。「仮払いをしたいので、承認をしてください。」

なんのことだろう。承認はそちらでされているのではなかったのか。
「初心者なので申し訳ないのですが、やり方を教えてください。」
とお願いしてみた。
「こちらのヘルプページを見てください。」
とランサーズの仕事の流れが書いてるページを貼ってくれた。
しかし、それには「仮払いには依頼者からの発注通知が必要だ」とあった。
さらに、同じメールに「予約確定後に仮払いをするから、もう作業を開始してくれ。」とあった。

「依頼者様からの発注通知が必要、とありましたが、それは何でしょうか。」
「キーワードの予約確定はした、ということでよろしいのでしょうか。」
「作業を開始して良いのなら、締め切りはいつでしょうか。」
再び質問した。
返事が途絶えた。


よくわからないけど、「予約とかなんとか言って、文章を先に送らせて、ボツだったら仮払いもしていない段階のまま仕事キャンセルにしちゃうんじゃないの」と勘繰った。夫もいぶかしんでいる。


次の日の朝、メールが来ていた。
「ランサーズのバグで仮払いが出来なかったようです。」
「執筆を開始してください。」
「締め切りは一週間後くらいでいいです。」

まじか!

わたしはすぐにランサーズのお知らせページを見たが、バグ報告などない。
仮払いがないまま執筆を開始したらランサーズのやり方に反するから出来ない。
一週間後くらいってそんなアバウトな・・・

そんなようなことを丁寧文にして送った。
そして考えた。
別に怒ってはいないし、そこまで高額で良条件の仕事でもないことにエネルギーを使いたくない。せっかく書いたのにボツにされるかもしれない仕事より、とりあえず書けば100円入る仕事の方が今のわたしには魅力だ。

わたしはこの仕事を断ることにした。正直、向こうもわたしを操ることに失敗したと思っているだろう。
「信頼関係が大切だと思うので、今回の流れで不思議なところがあるため、仕事を考えさせてください。」

そしてランサーズのサポートへもメールを送った。
「このような流れになっていますが、わたしに何か落ち度があったら今後のために教えて欲しい。」

それぞれから、「仮払いは済んだ」「今回の件で不快な思いをさせて申し訳ない」というメールが来た。



ん?



何に謝っているんだろう、この人たちは。
わたしは、「仮払いの前段階になって、仮払いがされない理由が意味不明、バグの報告がないことが意味不明、キーワード予約?確定?の流れと必要性が意味不明」という謎が知りたかっただけで、その謎が解決されたら、すなわち信頼関係が回復するので、仕事をしてもいいなと思っていた。

しかし、あれほどわたしの承認不足(実際は承認している)やバグやらで先延ばしにしていた仮払いを、わたしがちょっと不信感をあらわにしたらすぐ行われて、謝罪されるということは意味がわからない。不安だ。
依頼者は、本当にバグならば、バグに気づいた時点で「バグで仮払いが出来ないから、作業だけ先に進めておいて欲しい」と言ってくれればいいと思うし、ランサーズはバグの有無を確認して、わたしの落ち度があれば、指摘してくれればいいだけなのである。

それを、とりあえず謝っとけ!みたいなノリで謝られてもどうしようってなる。

その後、依頼者から「お金のトラブルは避けたい」「自分は何十年ネット業界にいる」「ランサーズに百何件案件を抱えている」ということを言われた。
お金のトラブルって500円の仮払いの話であり、前述したように仮払いはランサーズに支払われるものなので、お金のトラブルは現状ではわたしと発生するわけない。ちなみに、マージン抜かれてわたしにとって300円くらいの話なので、わたしは300円のためになんかゴチャゴチャ言いたいわけではない。そうではなくて、不思議に思ってる部分を教えてもらって、信頼関係を回復したかったのだ。むしろ、もし今後何かあったとしても、発端300円でもめたくない。
何十年何百件なんてここでは関係ない。依頼者が仕事としてやっている流れで、不思議な支払いの流れがあったら、仕事をしたくなくなる。それだけの話だ。

そんなこんなで、この仕事は関わりたくないなと思ってキャンセルし、「謝罪じゃなくて流れに落ち度があったかどうか説明してくれ」と送ったランサーズのサポートからの返事はまだ来ない。ランサーズはあまりおすすめできないと思いました。

長期で療養と入院をしていて、社会との接点がなくなり、言いたいことが上手に言えなかった社会生活から離れていたので、今回のことで、こういう仕事上で何考えてるのかわかんない人とのノリを久しぶりに思い出した。
社会って不思議で生きづらいなと思うことがある。



追記:
ランサーズサポートからメールきた。少なくともわたしに落ち度はなかったみたい。
ということでこの件はここに書いてもう忘れることにする。成仏してください。

2016年2月13日土曜日

法律相談

最近思い当たることがあって、法律相談をしたいな、と思ったので、とりあえず法テラスへ電話してみました。
http://www.houterasu.or.jp/ この上に書いてあるサポートダイヤルです。

相談内容は、名誉毀損や侮辱罪です。
とりあえず、わたしの相談したい案件は名誉毀損や侮辱罪なり得るかどうか、ということを伺いたいと聞きました。このダイヤルでは、案件の内容の相談というより、案内をしていただけるということなので、詳しい内容は省きました。

法テラスに、わたしが興味ある告訴内容について、簡単に教えてもらいました。
名誉毀損には二種類あるそうです。
ひとつは、民事告訴です。民事告訴は、名誉回復を目的とし、損害賠償を請求することです。
もうひとつは、刑事告訴です。警察に相談して、法律を犯していると判断されたら、逮捕されて裁判、有罪なら罰金などの罰が科されます。

ただし、民事は相手を完璧にこちらで特定しないと使えません。自分か、自分の弁護士か、あとは専門家に頼んだりして特定しないと、告訴状が送れませんので。
刑事の方は、警察が調査、特定してくれるので大丈夫です。

で、わたしの案件は、告訴出来そうでもあるので、本格的に相談していただける機関を教えてもらいました。とりあえず無料で相談できるところを希望しました。

まず、民事なら、住んでる地域の法テラスで、面談により無料相談を行うことが出来ます。ただし、法テラスは世帯の所得を低い人を対象としているので、所得制限にひっかかったら出来ません。でも、医療などで出費がかさんでる人などはOKなど例外もあります。自分の所得が微妙なラインだったら、直接電話で聞くといいです。
法テラス以外の無料相談もあります。各自治体によって違うので、自分のところの自治体へ相談するといいです。

次に、刑事なら警察へGOです。各都道府県警が良いそうです。そこから案内をしてくれます。
名誉毀損の案件なら、「個人情報を本人の意図するところ以外で誹謗中傷をくっつけてばらまく」ようなことは完全にお縄だそうです。証拠を持って、最寄りの警察署へ行ってくださいと言われました。

わたしの場合、民事も刑事もどちらも興味深いので、とりあえず地域の法テラスと市役所と県警に電話しました。みんな丁寧に対応してくれました。法テラスは世帯収入を見られ傷病手当も収入に含まれるので、利用は難しかったです。

感情的に訴える気はまるで無いのですが、予防線、知識として知っといて良かったなと思いました。
今度は、無料相談へ行きます。

本日は以上です。
みなさま良いバレンタインを!

2016年2月5日金曜日

M野くんのダークオーラ

子供の頃のことを思い出したら、呼び水のようにするするとエピソードが出てきた。

M野くんは小学、中学、高校が一緒だった。
特に目立つこともなく、勉強もスポーツも普通、普通の男子という感じだった。
小学生のときまんがクラブが一緒だったけど、話をしたことはあまりなかった。

そんなM野くんは、高校生の時に変わった。
なぜだか知らないけど、成績がめきめき延びて、偏差値の高い某有名大学を志望した。
わたしたちの高校は、偏差値中くらいといったところで、そんな大学が狙えることが、それはそれはすごいことだった。放課後、先生とM野くん二人きりで授業していたシーンを覚えている。

それから、M野くんはうちの高校で、学年で唯一、現役で、偏差値の高い某有名大学に受かってしまった。田舎の無名な高校から、これはすごい、すごいなあと思った。一方わたしは、鬱が酷くなり受験は失敗、冴えない三流大学生になった。
大学一年生の初夏、友人の紹介で、たまたまM野くんの進学した有名大学のサークルに入った。こんな有名大学に通う学生たちは、みんなキラキラしてて意識高くて頭がいいんだろうと思ってたけど、実際に先輩たちの目はよどみきっていて、なんだか暗い本を暗い部室で貸借りしたりしていた。
ああ、ここはわたしにしっくりくるなあと、元来ネクラでどうしようもないわたしは、すぐにサークルに馴染んで、オタサーの姫と化し…てはいない、女子もいたしみんなで仲良く普通に過ごしていた。そして彼氏が出来た。

ある日、彼氏と鍋でもしけこもうと思い、二人で大学の近くのスーパーへ行った。
そこに、M野くんはいた。
買い物カゴを持って、食品を物色していた。
久しぶりに見るM野くんは、ものすごい暗いオーラを出していた。
暗い、暗い……小学生の時の無邪気さ、中学生の時の普通さ、高校生になってからの輝きはどこにもない。どうしてしまったんだろう、というくらい、目はよどみ、頬はこけ、服はよれよれ、猫背で、ダークオーラを纏っていた。

M野くんはわたしに気づいた。
「あ、久しぶりだね」
どちらからともなく、そんな声をかけた。
M野くんの目は、久しぶりの元クラスメイトに会えた嬉しさなどはどこにもなく、よどんだままだ。
「彼氏か?ハン、リア充め」
そんなことを思う余裕もなさそう。
でもわたしはM野くんと友達じゃないから話を聞くこともできないし、彼氏はM野くんのダークオーラにドン引きしている。逃げたい。あいさつもそこそこにスーパーを出た。

それから卒業するまで、大学内で何度か遭遇した覚えがあるけども、M野くんの輝きは戻らなかった。
今なら、連絡先を聞いたり、話を聞いたり、飲みに行ったりできるじゃないかと思う。
でも、あの頃のわたしには、そんな余裕は無かったのだと思う。
M野くんに元気でいて欲しいと思う。

2016年2月3日水曜日

上祐さんについて感じる事

上祐さんは、よく自分の事を、麻原に騙されてた、マインドコントロールされていたみたいに表現しますが、わたしはそれは疑問があります。むしろ騙す側だったんじゃないかと思っています。
質問があったので、自分なりに整理して考えてみました。
でもわたしは専門家ではないただの主婦なので、間違った情報や考え方があるかもしれません。その際はご指摘くださると嬉しいです。


1984年オウム真理教の前進団体「オウムの会」のち「オウム神仙の会」が出来ます。麻原が「ムー」などのオカルト雑誌に露出します。最初は宗教というよりヨガ教室でした。
1986年、早稲田大学生だった上祐さんが入会します。
1987年、オウム真理教と改称され、宗教色の強い団体になります。この時、古参のヨガ教室のノリで通っていた人たちはほとんど辞めました。上祐さんは修行の熱心さや英語能力などを買われ、麻原の右腕となっていきます。
1988年に事故が起こり死体を隠蔽、1989年2月に教団内で殺人事件が起こります。二つとも麻原の指示で行われました。この二件には上祐さんは関与していません。
そして、1989年11月、坂本弁護士一家が失踪(5年越しで殺人事件と判明)します。この時の状況証拠から、オウムがやったのではと言われますが、麻原の指示で上祐さんはスポークスマンとして、関与を否定する役目をこなします。
事件前、上祐さんは、教団を糾弾する役目をしていた坂本弁護士に、同じ教団幹部の青山、早川と弁護士事務所で面会し、喧嘩別れしたと言われています。家出同然で出家する若い信者たちに、家族が心配し、その支援をしようとしたのが坂本弁護士でした。坂本弁護士は、上祐さんたちの、宗教的な主張を否定し退け、家族と信者の関係を修復するよう指摘しました。上祐さんたちはその話を麻原へそっくり話しました。そこで、麻原は殺意を覚えたと考えられます。
坂本弁護士一家が失踪した時、上祐さんは実行犯ではありませんでしたが、他の幹部の様子を見て、事件を起こしたのではないかとほぼ確信していたようです。しかし、教団を守るため、マスコミに嘘をつき続けました。
1993年、サリンを製造して日本中にまこうという計画が持ち上がり、サリンプラントの最初の建設責任者に上祐さんが任命されました。しかし、のちに村井秀夫に役目が引き継がれ、実際には製造していません。
また同年、亀戸のオウム道場で、異臭事件が起きます。これは、麻原の指示で、上祐さんが責任者として、人を殺傷する目的で未完成の炭疽菌を噴霧しました。炭疽菌は製造に失敗していて毒素はありませんでした。
上祐さんは、1992年からロシア支部に派遣されていて、93年以降、ロシアでの布教に専念していました。そして、1995年3月に地下鉄サリン事件が起き、坂本弁護士一家事件の時のように、教団を守るため、日本に戻りマスコミに嘘をつく広報部長をこなします。

このように、上祐さんと麻原は教団のごく初期から密接な関係にありました。
教団が宗教へと変貌し、マインドコントロールや洗脳の研究をして、信者を獲得してゆく際に、積極的に賛成し、アドバイスをし、教団のために働きました。麻原は、上祐さんに、自分の息子のようだ、と声をかけたと言われています。麻原は上祐さんをとても気に入り、ホーリーネームにもマイトレーヤという、未来仏を指す名前を与えました。麻原がいなくなっても、上祐さんが中心になって教団を広めてくれるだろう、という意味にもとれます。
また、1990年にオウムが衆議院選挙に出馬した時、上祐さんは麻原に直接、選挙なんて落ちるに決まってるじゃんというような苦言を呈したと言われています。これは、そういうことが言い合える関係だったという事です。普通の信者なら、麻原におそれをなして言えないか、麻原にめっちゃ嫌がられて厳しい修行に入れられたり、最悪ポアされます。

このように、上祐さんと麻原、教団の沿革を見てゆくと、上祐さんは「ただ騙された側」ではない事がわかります。ご自分の著書にも書いていますが、麻原に信頼されていて、教団のためなら反社会的行動にも出るような、最初から教団に関与し、人を騙し、信者を獲得し、社会に嘘をついて教団を守る側だったのではないかと感じます。
それを、今になって、自分は騙されていたと証言するのはいささか違和感を抱きます。
また、サリンプラント製造、炭疽菌噴霧未遂は明らかに殺意があってやったので、立件されていませんが、明確な殺人未遂といえます。

上祐さんがご自分の過去について、騙されていたと偽称し、宗教色を隠し、新しい信者を獲得しようとするのはいささか疑問です。まずは事実に基づいて総括し、謝罪し、自立して働いたお金で賠償をするべきではないでしょうか。


などと書いて、新規信者の獲得を阻止していたら、わたしもポアされてしまいそうです。
このごろ、ツイッターとかで散々誹謗中傷を受けていますが、その程度で済めばいいなと思っています。でも、同世代やわたしより若い人たちが、事件を知らないからとうまいこと騙されて、利用されてしまうのは見ていられません。


ちなみに、オウムが人を騙すのは、麻原が説く密教の考え方に依ります。
教団の最高指導者=グル  に付き従う事が絶対である、ということは、グルが人を騙せ、人を殺せ、など一見反社会的な指示を出したとしても、それは魂、宇宙的な世界からみたこの世の真理からすると正しい事になるので構わない、という考え方です。

わたしは宗教をやっていないので、このような考え方が正しいかどうか分かりません。

しかし、目の前の人を助けず、むしろ騙して心を傷つけたり、殺傷したりするのが真理だとは思えません。
仏教のいろいろな教えを読んでいると、自分の足元は自分で照らしなさい、と、人に構う前に、まず自分で自分をちゃんとしましょう、人によって能力は違うので、自分が出来ることの精一杯の優しさで日々をこなしましょう、という、日々の生活の素晴らしさ、自分と周囲への感謝の気持ちで溢れていて、よく見た事もない宇宙とかそういうのの前にやることがあるのではないかと思えます。


本日は以上です。

2016年2月2日火曜日

わたしの論理的思考





洗脳怖い。マインドコントロール怖い。
自分を鼓舞するマインドコントロールならいいけど、人に迷惑をかけるマインドコントロールは絶対に駄目です。
カルト宗教、マルチ商法、ブラック企業、犯罪、虐待、DV…などの現場でも使われます。

今回は、上祐さんやカルト信者がよく使う「詭弁」をどうやって撃退するか、
そのわたしなりの思考法を追ってみたいと思います。

まず論理的思考を学ぶ。(こういうのとか http://liginc.co.jp/life/business/77369)
で、論理的思考は絶対ではないということも念頭に置いておく。

論理的思考とは、実にシンプルです。シンプルに考えましょう。

質問者「AはBということですが、本当ですか?」

回答者「本当です。」

「AはBである」
これが、質問者が知りたいこと。この回答はスマートです。

では詭弁使いはどのように回答するのでしょうか。

質問者「AはBということですが、本当ですか?」

詭弁使い「AはBと言えるかもしれない、しかしCという可能性もある、したがって、AはBというより、DやEということもあるので、Aというよりは、Fと言えるかもしれない。」

??
このように、詭弁使いは質問に対して回答が多く、シンプルでなく、例を多く出したり、関係ない話を交えた上結論を捻じ曲げます。

このようにされた時、どうすればいいでしょうか。

1.本題に戻ろうとする。

質問者「なるほど、Fとも言えるのですね、ところで、AはBなのですか?」
「そうですか、さぞかしCは大変だったのでしょう。結局、AはBと言えますか?」
「わかりました、DやEという場合もあるのですね、そこで、AはBと言えますか?」

詭弁使いが真面目に回答をしないので、こちらも辛抱強く何度も何度も何度も何度も聞きなおすしかありません。

それでも、イマイチ回答が得られないのなら

2.もう話さない。

何度も聞いてるのに明確に答えてくれないのは、もう確信犯です。詭弁使いは、そもそも質問に回答する気がないのだと理解し、そういう人と話しても無駄だなあと悟って距離を置きましょう。


また言い方にも注意です。
「君はCについてもわからないんじゃないかな、それはね…」→まず最初の質問に答えてもらいましょう。
「○○な面がある」→ということは違う面もある。
「みんな言ってる」→人間の心理的に、数名集まれば「みんな」と表現する場合があります。みんなとは具体的にどこの誰か確認しましょう。
「権威のある人が認めている」→カルトの常套句です。逆に権威のある人の名前が出てきたら疑いましょう。権威付けというマインドコントロールの手法です。
「あなたやあなたの周囲は嘘をついている」→やましいことが無ければ、突然嘘とか言って糾弾しません。自分たちがやっているやましいことを人に転換しはじめたら重症です。
「こんなこも知らないの?常識だよ。」→知らないもんは知らないので、きちん聞きかえしましょう。そのあとその情報についてググると、もっと情報に確信が持てます。

カルトが、たくさんの言葉を使って話をたたみかけてくるのは、こちらを言いくるめて支配しようとしている時です。電話や直接会って話す時に冷静になるのは難しいですが、メールなどだったら、冷静に読み返して、話の矛盾点をさぐりましょう。


本日は以上です。

2016年2月1日月曜日

Iくんのこと

わたしの実家がある場所は、わたしが住んでた頃、畑や森、竹林が広がる片田舎だった。
そこへ、戦後、某大企業に就職してそこそこ成功した祖父が、二世帯住宅を建てた。増築を加え、周囲では目を引く奇妙な形の家になった。でもそれは今感じることで、子供の頃はそれが普通だった。
家は高台にあって、そこから坂を下って10分くらい歩いたところに、トタンを使ったような長屋の家が乱立しているエリアがあった。
わたしは、そこに住む同級生が好きになった。名前を仮にIくんとする。
Iくんはイケメンで、クラスでも人気者だったように記憶している。小学生のときなので、恋とも呼べないかもしれない、ただ顔と体型がかっこよくて、目立つから好きだった。
一方わたしはというと、オタクでコミュ障で、体が悪くて、友達も少なくて、親からよく殴られたりしていたので、当時はそれとは知らず、それなりに人生に絶望していたと思う。Iくんに光を見ていたのかもしれない。ちなみに、Iくんから見たわたしは、ただのクラスメイトだったと思う。

勇気を出して、バレンタインのチョコレートを、家に渡しに行ったことがある。
長屋のエリアに初めて足を踏み入れた。トタンが青くて、錆びている家が、何棟か並んでいる。寒々しい。通りかかった家では、誰かがシャワーを浴びているのが外に分かった。
どの家も雑然としているので、表札が分からなくて、どこがIくんの家か分からない。うろうろしていたら、おじさんが居るのに気づいた。色黒で、帽子をかぶっていて、目がキラキラしている。
「○さん(Iくんの苗字)のお宅はどこですか。」
「それならうちだよ、Iになにか用?」
おじさんはにこにこしている。
わたしは驚いた。教室のIくんはいつも輝いている。
寒々しい雰囲気の家、おじさんの綺麗とはいえない風貌と、わたしの知るIくんはあまりに対照的だった。
と思う。
子供の頃は、まだよく分かっていなかった。
違和感なのか…自分が何が分からないのか分からない。
でもなんだかここにいてはいけないような気がして「何でもないです」と言って帰ってしまった。

学校では、人はみんな平等だと教えられた。
人をいじめたり、差別してはいけないと教わったので、そういうものだと確信していた。
しかし、実際、人は産まれながらに全然平等じゃないし、差別も人権侵害も存在する。

Iくんはかっこよくて輝いていた。今思えば、あのおじさんに大切にされていたんだなあと思う。
Iくんはその後、中学生になってから疎遠になって、高校には通わず、ホストになったらしいと風の噂で聞いた。どこかのNo.1ホストらしい。イケメンで人気者だったIくんならうなづける。ただ、金髪のつんつん頭になった写真を見て、そんなことしなくても十分かっこいいのになと思った。
でもホスト業界は厳しい。わたしの知人も借金で大変なことになった。アラサーになって生き残るのは至難の技だと思う。

Iくんの家があった長屋群は、いつのまにか取り壊されて綺麗な家が建ち並んだ。今どうしているのか分からない。お金持ちになったり、マグロ漁船に乗ったり、ヤクザになったり、死んでたり、資格をとったり、妻や子供がいたり、幸せな家庭を作ってるかもしれない。

最近ふと思い出したことです。