2018年9月1日土曜日

宗教学の大学院生さんから

 井上嘉浩が死刑執行直前に「まずはよし」という言葉を述べたと聞きました。この言葉の真意についてはいろいろな解釈があるようですが、たまたまある本が、「すべてよし」という言葉について解説していました。それは道家の荘子の思想だそうです。「道家思想もたしかに超越性原理を樹立した普遍宗教の一つに相違いないけれども、それを「すべてよし」の形態にまで変形してしまったのは、固有に荘子的な展開の方だけと言えるでしょう」。インターネット上に荘子の思想を要約している人がいました。「生をよしとして肯定するのと同様に死もまたよしとして肯定できるはずではないだろうか。…早死にも善しとし、長寿も善しとし、始めを善しとし、終わりを善しとするので、人はこれを人生のならいとするのです」。井上の最後の言葉は、この荘子の思想を反映しているのではないかと思います。執行にのぞんで、死を甘受する荘子の言葉に寄りかかったのではないでしょうか。ちなみに、麻原が師事していた雨宮第二は老子に心酔していたそうですね。「すべて」を「まずは」に置き換えたのは、輪廻転生の思想のせいかもしれない、と思ったりしました。井上の中に、今生を「すべて」として完結させるだけの覚悟はなかったのでしょう。


 さきほどの解釈を、私はまだどこにも書いていませんので、どうぞどこかで拡散なさってください。とんちんかんで笑われてしまうかもしれませんが。ちなみに、「早死にも天寿のまっとうも、始めも終わりも、すべて善し(善妖善老,善始善終)」、という言葉は、荘子の『大宗師』からです。わかりやすく解説しているのは、下記のページです。
http://tao-academy.jp/zhuangzi/zhuangzi-001.html

 荘子の超越思想についてコメントしていたのは、竹内芳郎『ポスト=モダンと天皇教の現在』という本です。



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2018年6月14日木曜日

「虹の階梯」ラマ・ケツン・サンポ+中沢新一

死刑囚の宮前一明さんが「虹の階梯」を下さったので読み進めている。

(1981年7月 第1刷/1995年10月 新装版第20刷発行とされるもの)

この本は、中沢新一氏がチベットの高僧であるラマ・ケツン・サンポに口頭で教えられた話が元に書かれた。

私は宗教がサッパリわからない人なので、読むのに時間がかかる。

オウム真理教の麻原彰晃が元ネタにしたと言われているこの本、いたるところにオウムの教義っぽい言葉や世界観が散見された。




P.279ページから「ポワ」の思想についての話が始まる。

ポワ(ポア)という言葉は、オウム真理教の一連の事件で「麻原の言う殺人はポワだからいいことなんだよ」みたいに使われていて、さんざん色んなネタにされている言葉だ。




「虹の階梯」p.280によると

「ポワ(’pho-ba)は、たとえいつ死が訪れても動ずることなく、確実に心(意識)を身体からぬきだして、より高い状態へと移し替えるための身体技法であり、チベットでは密教業者ばかりではなく、一般の人々にも広く学ばれてきたものである。」とされ、「意識を転移するポワには、大きく分けて五つの種類がある」と説明が続く。




オウムを信じている人もよくこういったことを言う印象がある。だからポワは良いことなのだと。イコール殺人ではないと。

ただ実際イコール殺人で使われたのだから、批判されるべきだと思う。




五つのポワの説明を読んでいくと、p.282からの「死者のポワ」の説明で「人の臨終まぎわ、または死者の意識がバルドにある間、瞑想にたくみでバルドの状態にもよくつうじている密教業者が、死者の意識を追いかけ、つかまえて、悪い生存の状態におちこまないようにするポワである。」と続く。




これが麻原を信じている人がよく言うポワのやつかなーと思う。




だがしかし、裁判記録や元信者の証言によると、例えば最初の事件の真島照之さんが亡くなった事件では、真島さんの顔を水につけた後動かなくなり、麻原に報告すると「四大元素の分解が始まっている」みたいなことを言って自分の指示で亡くなったことをごまかした。ちなみに人が死を迎えたときに、四つの物質界のエレメントに分解されていくといった話は「虹の階梯」p.286が元になっていると思われる。

さらに、坂本弁護士一家殺害後、実行犯達が麻原に報告に行ったら、坂本弁護士一家の転生先について麻原は「………子供は動物。奥さんは………餓鬼。………本人は地獄だ」(リンク:松本智津夫 第25回公判 岡崎一明証人 検察官主尋問(97・2・13)http://www005.upp.so-net.ne.jp/satoko-kikin/saiban-25.html)と言ったという。




動物、餓鬼、地獄ともに三悪趣とされ、どう考えてもよくない転生先だ。

ポワされてないじゃん。

意識引き上げられてないじゃん。




実際、この麻原の言葉を聞いて端本悟さんはじめ、坂本弁護士一家を殺害すること=ポワ=良い転生を手伝った と思っていた実行犯一同はショックを受けたという。




「虹の階梯」のp.283に「『死者のポワ』を行ってくれる行者は、死者の運命を救おうという深い慈悲につきうごかされてやってくるような、すぐれた心の持ち主を選ぶ必要がある。まかりまちがって金儲けや名誉欲の下心がある行者などにひっかかると、ポワを受けた死者はかえってひどい運命をたどることになってしまう。」とある。




麻原、完全に後者の方じゃん。ポワ=良い殺人と解釈してしかも人に犯行させるという、まかりまちがっている方のやつ。




本当に騙された人たちが気の毒でならない。

この本では、繰り返し「間違ったグルについていくと大変なことになる」といったことが書かれている。修行者やチベット仏教に憧れた若者を巧みにとりこみ、テロ組織に改変し、今も至る所で影響を与えている麻原、ある意味すごいと思う。



そして、もうこういった痛ましい事件が二度と起こらないようにと思うばかりだ。


2018年6月7日木曜日

JSCPRの動画と本気で言っているのかわからない人たち



この動画、素晴らしすぎてカレー作りながらめっちゃ聞いてしまった。
特に永岡さんのコメントが素晴らしい。麻原の人となりがよくわかる。
オウム真理教事件の入門としてもいいんじゃないでしょうか。
で、これだけオウムについて真相究明につくしてきた人たちがいるんですが、
そういった方たちに話も聞かず、本も読まず、オウム事件真相究明の会みたいな名前のやつを作る人がいるわけです。
http://www.aum-shinsokyumei.com
ここに名前が掲載されている人たちとは、一歩下がって付き合った方が良さそうです。

「オウム事件真相究明の会」立ち上げ記者会見まとめ


滝本弁護士のブログとか見ればわかりますが、麻原彰晃は法廷で意見陳述してますし、それが超絶にふざけていたためほとんどの人は怒ったわけです。そしてその他の証言等から、事件はできる限りの範囲で明らかになりました。
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/

真相究明されないみたいに言っているのは、オウム真理教後継団体であるアレフ、ひかりの輪、松本麗華氏、そして脱会してなお一人〜数人単位のオウム信仰状態になっている人くらいの話だと思います。

そういう人が、新規信者獲得のために「オウム事件は真相究明されてない」とよく言うので、騙される人がまた増えちゃうからこういう活動は控えた方がいいわけです。

ということもわかんない人がいっぱいいてやばいなーと思います。

私はめちゃめちゃな一般人であり、趣味としてオウムウォッチや死刑囚支援などをしている一介の主婦なのですが、こんな私でも図書館で「オウム真理教」で検索して出てきた本をさらっと読むことでだいたい理解できるわけです。真相究明の会や、松本麗華氏、上祐史浩氏の意見を拡散している知識人、知識なさすぎでは?
あと宇佐美典也という作家?(松本麗華さんをトークサロンに呼んだ人)に、初リプで「自分の何がいけなかったかわかんないんで教えて」みたいに言われたのもちょっと・・・というか立派に本出したりして作家活動されている方が、こんな一介の主婦に基本的なこと聞くの、恥ずかしくないんですかね。

リプしてもエアリプでディスられるし。なんなんだ。


そんなわけでツイッターで相変わらずいろいろあります。
https://twitter.com/akaneyamada0322


思うんですけど、みんな良識とか思いやりって学校で習わなかったのかなと。
法律違反してなきゃいいとか、お金とられなきゃいいとかいう考え方、多すぎでは。
でも私も親や学校から習った覚えないんですよね、思いやり。習字の時間に書かされたけど、実践してる人がいなかったので意味がわからなかった。
じゃあ何で知ったかというと、ジブリです。
私は小さい頃からジブリとかアニメが好きというか、親も友達もコミュニケーションしてくれないのでこういうの見てばかりいました。
今となっては、見といてよかった〜〜〜〜宮崎駿監督に感謝〜〜〜〜〜って思います。


本日は以上です。