2016年8月14日日曜日

毒親からの脱出と解毒



イラスト:いらすとや

ここ数年、毒親ブームというものがありました。
私もご多分にもれず毒親育ちなので、毒親について学ばねば〜と思ってたのですが、いかんせんフラッシュバックがキツくて、なかなか読む事が出来ませんでした。

最近やっと、結婚して家を離れ、親と絶縁して、だんだん心の整理がついてきたかな〜というタイミングで、いろいろ毒親本を読んでみました。

今回は、私が読んでてとても腑に落ちた本を紹介したいと思います。




まずはこの2冊、毒親を持った娘の記録です。
流れとしては、幼少期からの母親をはじめ歪んだ家族からの仕打ち、ストレスからくる身体症状、20代くらいから感じる違和感、家出、結婚してからのトラブル、自分を大切することを学ぶこと・・・といった感じで、実体験としてとてもリアルな内容です。
まんがで絵も可愛いので、比較的読みやすいですが、やはり読み始めはフラッシュバックとの戦いがありました。毒親育ちで読もうとされる方は、あまり無理されないようにと思います。




次に読みたいのがこちら。上記「母がしんどい」の田房永子さんが、夫との関係やセラピーなどを通じて母親との関係を見直していく内容が書かれています。「母がしんどい」の解毒編とも言えます。
ちなみに「ゆがみちゃん」は一冊の中に解毒編も入っている感じです。




そして最後に読んで良かったのがこちら。
リンクを貼るとなぜか著者の一番上にまたもや田房さんの名前が挙がっているのですが、
メインは精神科医の斉藤環先生です。
斉藤先生が、毒親に関わる五人の女性と対談をした本です。

五人の女性とは、田房永子さん、角田光代さん、萩尾望都さん、信田さよ子さん、水無田気流さんです。

斉藤環先生は「母は娘の人生を支配する」という著作もありますが、こちらの本の方が斉藤先生の考えと、5人の女性の体験談や意見などとからめて話されるので、よりリアルに感じながら読めました。

特に、萩尾望都さんの親は強烈に感じました。
萩尾さんといえば漫画界の巨匠ですが、こんなに毒親被害にあっていたなんて・・・と驚きました。

また、斉藤先生によって社会問題や女性問題なども絡められて語られるので、その点においても興味深く読みました。
社会全体が毒親を作り出してしまう風潮があり、でもまあ、それは仕方のない事であり、私たちはこのままちょっとずつがんばっていけばいいんだ、と思えるようになりました。


「母がしんどい」「ゆがみちゃん」では、とにかく親からの毒を解毒することが大切と書かれていたのですが、私はその感覚について実感がわかなくて難しく思っていました。
でも、斉藤環先生の対談を読んで、やっと解毒できたような気がしています。

毒親からは絶対に脱出した方が良いです。
そして、そこからさらに辛いのが解毒だと思います。
解毒方法は、人によっていろいろあると思うのですが、さまざまな人の実体験を読んだり、そこから読み取れる社会問題や家族問題に目を向けることも一助になるんじゃないかな〜、と思いました。



本日は以上です。

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