2016年4月28日木曜日

死刑ってなんだろうとか

死刑廃止国際条約の批准を求める「FORUM90」という団体があるのですが、特に強い意志や高額な支援金なくてもイベントに行ったりしたら、機関誌をもらえるようになります。(多分。自分の経験では。)

わたしも、特に「死刑絶対反対!!!」というわけではないですが、あるイベントに行って住所書いたら送っていただけるようになったので、感謝しながらいつも読ませていただいています。

少し前の話になりますが、2016年3月に鎌田安利さんと吉田純子さんという方二人が死刑執行されました。
FORUM90は抗議声明を出しています。

FORUM90の機関誌を見ると、鎌田さんは2015年にFORUM90が実施したアンケートで「びょうきで字が思うように書けません。それにボケがすすんでむつかしいことが分かりません」とふるえる字で書いていた、ということです。

以前、小川原弁護士のお話にあったのですが(2016年3月13日「地下鉄サリン事件から21年の集い」テーマ:死刑についてーオ ウム事件を考えるー ③)刑法で「受刑能力」がない人は執行してはいけない・・・みたいなのがあるということでした。
さらっと執行されていますが、いいのでしょうか。

鎌田安利さんの事件 
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111113/waf11111310000003-n4.htm

◆連続女性バラバラ殺人事件(警察庁指定122号)◆
 平成6年4月3日、大阪府箕面市の山中で、前月から行方不明だった大阪市中央区の飲食店員=当時(38)=のバラバラ遺体が見つかり、翌日には現場近くの雑木林で前年7月から失跡中の同市西成区のスナック店員=当時(45)=のバラバラ白骨死体が発見された。
 2人の勤務先の捜査から、鎌田安利死刑囚が浮上。7年4月に別の窃盗容疑で逮捕して調べた結果、2人と昭和60年6月に奈良県内でバラバラ遺体で見つかった知的障害者施設の入所女性=当時(19)、さらに62年1月失跡の辻角公美子ちゃん=当時(9)=ら計5人の女性殺害を自供した。
 5人目は捜査当局も把握していなかったが、供述通り神戸市西区内でバラバラ遺体を発見、昭和60年5月に家出していた主婦=当時(46)=と確認された。
 鎌田死刑囚は捜査の途中から「身に覚えがない」と否認に転じたが、平成11年、大阪地裁は死刑判決(身代金要求罪は無罪)を言い渡し、大阪高裁も控訴を棄却。17年、最高裁が上告を棄却し、死刑が確定した。

被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
メディアに出ている情報のみでは判断しかねますが、鎌田さんは拘置所内で「びょうき」になったのか、本当に「ぼけ」がきているのか、ふるえる字がどの程度なのかは分かりません。
でも、病気になったような人も容赦なく絞首刑にすると思うと、やっぱり残酷なことだなと思いました。


今日、こんな本を読みました。

「帰還兵はなぜ自殺するのか」デイヴィッド・フィンケル (著), 古屋 美登里 (翻訳)



戦争で従軍したアメリカの兵士が、人を殺したというPTSDに悩まされ、DV、家族関係、人間関係、そして自殺など・・・深刻な状況になっている、ということがよくわかりました。
間違えて襲撃した民家で虐殺をした兵士たち。
遺体をもてあそんだ兵士たち。
そしてオーバードーズや自殺へ至る兵士たち。
さまざまな人間の残虐さを垣間見ました。

ものごとは、悪い人を殺して終わりではありません。
いい人も悪い人も等しく死にますが、「殺す」ことはやはりどのような場合でも良くないんじゃないかと思いました。

日本人でも、イラク派兵された自衛隊員が29人自殺しているという報道があります。
http://news.livedoor.com/article/detail/10489112/

アメリカでは、兵士たちを「ヒーロー」と言っているようですが、民家を襲撃して女性や子供を殺すヒーローはいないと思います。世の中も人の心もうつろうし、絶対的なヒーローなんていないんだなあと思う今日このごろです。


本日は以上です。

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