2016年2月19日金曜日

クラウドソーシングでなんかよくわからなかった話

退院してから、すこぶる体調が悪い。
毎日起きるのが辛く、普通に立ったり座っているだけで頭痛や吐き気がおそってくることがある。
と思ったら頭の中身だけすごく元気で、ベッドに横になって本を一気に読んだりツイッターのアカウントを増やして闘病記を綴ったりしている。

この全くいうことを聞かない体と、空回りだけする脳みそが勿体無いと思うようになった。そんな中、在宅ライター募集のサイトを見つけた。これは、300文字100円とかの相場で、体験談や小コラムを書いて、承認されるとお金がもらえる。文章を書くだけなら、ノートパソコンやipadで寝転がっててもできる。無駄に空回りしている脳みそがアウトプットするのにいいかもしれない。
と思って始めてみたら、あれよあれよとお金が貯まった。しかし、300文字書くのに嘘を書いてもいけないので、少し調べたり、リライトしたりしているとどうしても10〜15分はかかってしまう。15分で100円なら時給400円だ。わたしの住む地域の最低賃金は時給800円ほどだというので約半額。まあ実際は寝てるだけだから仕方がない。はやく起きれるようになって元気に仕事したい。

複数のサイトに登録して作業をしている中、「ランサーズ」というサイトを見つけた。
あるブログによると、「労働者が安い報酬で何百文字も書かなきゃならない、安く買い叩かれる現代の蟹工船」だという。
私は在宅ライターの仕事は、「寝込んでて無用の長物と化している自分に1円でも価値があるだけマシなような気がする」という動機でやっていて、高い賃金には期待していない。ちょっと高かったらラッキーくらいの気持ちでやっているので、蟹工船だろうが何だろうが別によかった。

とりあえずでいろいろなサイトに登録していて、ランサーズもその一つだった。
ランサーズには「プロジェクト」と「タスク」という種類の仕事があり、「タスク」は一般のライター募集サイトのように、一度書いて承認されたら報酬がもらえるというもの。「プロジェクト」は、依頼者と契約をして、一緒に一つのプロジェクトを完成させるというものらしい。もちろんプロジェクトの方が報酬が高い。

私は、自分の具合によっていつ作業できるのかが全く分からないので、タスクでいいやと思っていた。しかし、プロジェクトに自分の専門知識でいけそうな仕事があったので、軽い気持ちで応募してみた。

返事はすぐに来た。「あなたに決まりました」
これが泥沼の始まり・・・

って別にそこまでどうこうという話ではないのですが、ランサーズ、微妙!と思う出来事があったので書きたいと思います。

あと今回の件でわたしは怒っているわけでもなく、もちろん名指しで告発や攻撃をしたいわけでもありません。ただ、こういう風な思いをする人が他にいなければいいなあと思っています。



「あなたに決まりました」
と、ランサーズから某依頼へ提案していたわたしが承認されたという通知メールが来た。
夜中の0時である。メールだけ見てすぐ寝た。

次の日、ランサーズのサイトへipadのグーグルクロームからアクセスする。メールボックスがバグか何かでぼやぼやになっていて見れない。Macを立ち上げてグーグルクロームで見る。仕事の詳細が来ている。

「添付ファイルにあるワードから、執筆するキーワードを予約してください。予約確定後に仮払いをします。」と書いてある。

仮払いとは、ランサーズによると、提案して承認されたら、依頼者があらかじめランサーズへ支払いをすることだ。この仮払いはランサー(わたしのような依頼を受けるフリーランス)へはまだされない。作業が終わった後、ランサーズからランサーへ支払われる。

しかし、この依頼者は「キーワードの予約確定後に仮払いをする」と言っている。わたしに決まったんじゃなかったのか。依頼は確定しているのではなかったのか。

とりあえず、仕事の詳細に目を通し、キーワードとやらを選び、送付した。
先方からメールが来た。「仮払いをしたいので、承認をしてください。」

なんのことだろう。承認はそちらでされているのではなかったのか。
「初心者なので申し訳ないのですが、やり方を教えてください。」
とお願いしてみた。
「こちらのヘルプページを見てください。」
とランサーズの仕事の流れが書いてるページを貼ってくれた。
しかし、それには「仮払いには依頼者からの発注通知が必要だ」とあった。
さらに、同じメールに「予約確定後に仮払いをするから、もう作業を開始してくれ。」とあった。

「依頼者様からの発注通知が必要、とありましたが、それは何でしょうか。」
「キーワードの予約確定はした、ということでよろしいのでしょうか。」
「作業を開始して良いのなら、締め切りはいつでしょうか。」
再び質問した。
返事が途絶えた。


よくわからないけど、「予約とかなんとか言って、文章を先に送らせて、ボツだったら仮払いもしていない段階のまま仕事キャンセルにしちゃうんじゃないの」と勘繰った。夫もいぶかしんでいる。


次の日の朝、メールが来ていた。
「ランサーズのバグで仮払いが出来なかったようです。」
「執筆を開始してください。」
「締め切りは一週間後くらいでいいです。」

まじか!

わたしはすぐにランサーズのお知らせページを見たが、バグ報告などない。
仮払いがないまま執筆を開始したらランサーズのやり方に反するから出来ない。
一週間後くらいってそんなアバウトな・・・

そんなようなことを丁寧文にして送った。
そして考えた。
別に怒ってはいないし、そこまで高額で良条件の仕事でもないことにエネルギーを使いたくない。せっかく書いたのにボツにされるかもしれない仕事より、とりあえず書けば100円入る仕事の方が今のわたしには魅力だ。

わたしはこの仕事を断ることにした。正直、向こうもわたしを操ることに失敗したと思っているだろう。
「信頼関係が大切だと思うので、今回の流れで不思議なところがあるため、仕事を考えさせてください。」

そしてランサーズのサポートへもメールを送った。
「このような流れになっていますが、わたしに何か落ち度があったら今後のために教えて欲しい。」

それぞれから、「仮払いは済んだ」「今回の件で不快な思いをさせて申し訳ない」というメールが来た。



ん?



何に謝っているんだろう、この人たちは。
わたしは、「仮払いの前段階になって、仮払いがされない理由が意味不明、バグの報告がないことが意味不明、キーワード予約?確定?の流れと必要性が意味不明」という謎が知りたかっただけで、その謎が解決されたら、すなわち信頼関係が回復するので、仕事をしてもいいなと思っていた。

しかし、あれほどわたしの承認不足(実際は承認している)やバグやらで先延ばしにしていた仮払いを、わたしがちょっと不信感をあらわにしたらすぐ行われて、謝罪されるということは意味がわからない。不安だ。
依頼者は、本当にバグならば、バグに気づいた時点で「バグで仮払いが出来ないから、作業だけ先に進めておいて欲しい」と言ってくれればいいと思うし、ランサーズはバグの有無を確認して、わたしの落ち度があれば、指摘してくれればいいだけなのである。

それを、とりあえず謝っとけ!みたいなノリで謝られてもどうしようってなる。

その後、依頼者から「お金のトラブルは避けたい」「自分は何十年ネット業界にいる」「ランサーズに百何件案件を抱えている」ということを言われた。
お金のトラブルって500円の仮払いの話であり、前述したように仮払いはランサーズに支払われるものなので、お金のトラブルは現状ではわたしと発生するわけない。ちなみに、マージン抜かれてわたしにとって300円くらいの話なので、わたしは300円のためになんかゴチャゴチャ言いたいわけではない。そうではなくて、不思議に思ってる部分を教えてもらって、信頼関係を回復したかったのだ。むしろ、もし今後何かあったとしても、発端300円でもめたくない。
何十年何百件なんてここでは関係ない。依頼者が仕事としてやっている流れで、不思議な支払いの流れがあったら、仕事をしたくなくなる。それだけの話だ。

そんなこんなで、この仕事は関わりたくないなと思ってキャンセルし、「謝罪じゃなくて流れに落ち度があったかどうか説明してくれ」と送ったランサーズのサポートからの返事はまだ来ない。ランサーズはあまりおすすめできないと思いました。

長期で療養と入院をしていて、社会との接点がなくなり、言いたいことが上手に言えなかった社会生活から離れていたので、今回のことで、こういう仕事上で何考えてるのかわかんない人とのノリを久しぶりに思い出した。
社会って不思議で生きづらいなと思うことがある。



追記:
ランサーズサポートからメールきた。少なくともわたしに落ち度はなかったみたい。
ということでこの件はここに書いてもう忘れることにする。成仏してください。

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